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其の367 ページ17

A「や、めろって......!」


イタチ「......」


A「ヒィ......!」


イタチの唇が肌の上を滑り始め、

たまに撫でられるように舌が這う。


と、

突如イタチの部屋の扉が

ガチャリと音を立てて開いた。


私は思わず瞬身の術を使って、

イタチの拘束から抜け出す。


?「んぁ?お前がAか?」


かと思えば、

長い前髪で片目が隠れている黄色頭の男が

そう問いかけてきた。


イタチの髪も長いが、

この男の髪はそれ以上に長い。


A「ダレ、デスカ?」


急いでいたために

カタコトになってしまったが、

男はそれを気にする様子もなく、

普通に「俺はデイダラだ、うん」と

答えてくれた。


同時に、

語尾に“うん”と付けるのが

癖なのだろうと察する。


イタチ「デイダラ、ノックくらいしろ。

今日は来客なんだ」

デイダラ「すまねぇな!鬼鮫が『かわいい女の子が来てる』って言うもんだからさ、うん」



――かわいい女の子?



どう見たって、

かわいくはないべよ。


あなたたちの目は節穴か?


イタチ「ハァ、鬼鮫の奴、何を吹き込んでいる......」

デイダラ「ま、“かわいい”というより、まずは“かっこいい”だな、うん」


私の前に来て、

背丈に合わせて屈むデイダラ。


デイダラ「おチビだけど――いたっ」


一言余計なデイダラに

デコピンをひとつ。


A「一言余計だっつの」


あんたのほうが

よっぽど女の子に見えると思うが。


デイダラ「ヘヘッ、なんかお前のこと気に入ったぜ!これから仲間になんだよな?よろしく!」

A「あ、いや、まだ仲間にはなんないよ。

いつか、ね」


差し出された右手をぎこちなく握り、

そう言い放つ。


デイダラ「へ?」


イタチ「こいつはあいさつに来ただけだ。今日はもう帰る」

?「ならそいつは部外者か」


ポカンとするデイダラとは違う声が聞こえ、

反射的にそちらに目を向けると、

次は我愛羅と似た赤髪の男性が

扉付近に立っていた。


だがこいつは

ビンゴブックで見たことがある。





【確か、“赤砂のサソリ”と言ったか】

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設定タグ:NARUTO , 結界師 , コラボ   
作品ジャンル:アニメ
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ri_ta0077(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます!基本的にはジャンプアニメですね。赤髪の白雪姫なども好きですよ! (2019年2月18日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2019年2月18日 17時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年2月6日 23時

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