第8話 ページ8
A「私たちも木の葉から任務を受けてムカデを追っていたんですが、そいつは龍脈の封印を自ら身体の中に取り込んでしまった。
そしたら、まぁ、こうなりました」
ミナト「君もムカデも、時空間忍術で未来から時間を遡ってきたってわけだ」
A「そういうことですね」
ミナト「でも、君が言うように術式を体内に取り込んだのなら、ムカデを倒せば時間が元に戻って、君も未来へ戻れるんじゃないかな」
A「んー、単純に考えればそうですけどね」
ミナト「どういうことだい?」
A「いや、こっちの話ですよ。
ま、これは急いでムカデを倒すべきですね」
ミナト「あぁ。そうしなければ、時代はさらに大きく変わってしまうだろう」
確かに、
根本的な目的は変わらないだろうが、
あいつは術式を体内に取り込めるほどの
力を持っていると考えたほうが妥当だ。
そう簡単に倒せやしないのは、
もう目に見えている。
――ハァ、
こりゃあ面倒なことに
巻き込まれちまったな。
ナルト「あぁぁぁ!」
ビクッ。
ナルトが目を覚ましたかと思いきや、
さっそく声を張り上げ、
ミナトさんの顔に
自分の顔をグイッと近付けた。
突然のことで、
ミナトさんはおろか、
チョウザさんやシビさんまでもが
引いている。
A「ナルトー?」
ナルト「思い出した!あんちゃんの顔。どっかで見たことあると思ったら!顔岩の四代目にそっくりだってばよ!」
そりゃあそうだ。
顔岩の四代目がこの人なのだから。
シビ「それは笑える話だ。
今の火影は、まだ三代目だからな」
となれば、
ここは私たちから見て約20年前の世界。
チョウザ「しかし、この小僧たちは未来から来たんだっけなぁ?」
ミナト「未来の話はやめよう。余計なことを知ると、歴史が変わってしまうからね」
ナルト「んぁ?」
ミナト「楼蘭には、龍脈の力が眠っていて、ムカデはその力を利用して傀儡兵器を開発しているんだよ」
ムカデ『俺様の傀儡の術に、龍脈の力を取り入れる。そうすれば俺様は五大国どころか、この世を支配することだってできる!』
ナルト「そういえば、ムカデはそんなこと――」
サーラ「お黙りなさい!あなたたち、嘘ばかり言わないで!
六年前、この街に現れたのは、ムカデとかいう忍ではありません。“アンロクザン”という立派な男です」
――アンロクザン?
それが、
この世のムカデのもう一つの名前なのか?
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時