第8話 ページ47
大通りに出て、
とりあえず休憩がてら立ち止まる。
ナルトも無事なようで、
私の隣に来ては
大きく息を切らしていた。
シカマル「なぁチョウジ！行こうぜ、焼肉。焼肉Qならよ、一テーブル1500両で食い放題だし。3人で行って割り勘しても、えっと......えっと？」
チョウジ「500両だよ。とにかく、食べ放題なんてやだよ。少食だから、逆に500両がもったいないし」
シカマル「なぁに言ってんだよ！5人前しか食えなかったとしてもだ！500両だったら得じゃねぇか！」
チョウジ「5人前なんて食べられるわけなんてないじゃん！」
やがて
取っ組み合いの喧嘩に発展しそうな二人を見て、
いのが控えめに止めに入る。
シカマルは食いしん坊で、
チョウジは少食系男子、
そしていのは
ヒナタのように控えめと来たか。
――気持ちわりぃな。
そんな3人を受け流しがてら、
ふと後ろを振り返る。
ちょうど顔岩が見えたのだが、
なぜか四代目のところに
ミナトさんではない顔が
彫られているのが分かった。
A「オイ、サクラ。
あれって......」
私の指差しに顔岩を振り返ったサクラは、
すぐに驚愕の表情を浮かべる。
サクラ「お、お父さん！？」
やはり、
あれはサクラの父親の顔か。
いや、待てよ？
四代目がサクラの父親なら、
ミナトさんは？
一応顔岩は、
五代目の綱手姉さんまで彫られている。
ただ、
里の英雄がミナトさんではなく
サクラの父親になっただけ、か？
それならミナトさんはまだしも、
クシナさんも死んではいない？
ナルト「一体、なんで......？」
毎日眺めていた自分の父親の顔岩が、
まったく違う人になっていることに
言葉も出ない様子のナルト。
これは、
衝撃が強過ぎる。
ナルトは息子ながらに
父親が火影なのを一番の誇りに思っていて、
今まで父親のように強くなることを夢見て
生きてきた。
それが、
この世界では変わっているのだ。
衝撃を受けないはずがない。
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます！最高の褒め言葉です！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年1月13日 11時
