第39話 《おまけ》 ページ39
A「カカシー」
カカシ「なんだー?」
A「写真立ての前に置いてある術式クナイってさ、本当に四代目からもらったの?」
カカシ「......たぶん」
A「はぇ?」
カカシ「いや、俺もよく覚えてないのよ。
昔、とある任務地でいろいろあって目を覚ましたら俺の手に握られてたし、それに術式クナイを持ってたのはミナト先生しかいなかったから......」
イコール、
ミナトさんから頂いたと推測したわけか。
A「にしては古びてるよな」
カカシ「......」
A「どうした?」
カカシ「やっぱり、腑に落ちないんだよねぇ」
A「四代目からもらったこと?」
カカシ「そう」
A「ふーん」
――それ、私があげたクナイだよ。
なんて、
口が裂けても言えない。
カカシ「でも、そのときから俺の気持ちがスッと軽くなったような気がしたんだ。あと、仲間を大切にしよう、って本能的に思った。
なんでだろうな?」
刹那、
熱いものが奥から込み上げそうになった。
あのとき、
カカシの心にはきちんと届いていた。
仲間を大切にし、
最後まで守るべきだと。
――『また、会える日まで』
A「......また、会えたんだね」
カカシ「え?」
A「いや、こっちの話。
その感覚、意外に合ってるかもよ?」
カカシ「どういうこと?」
A「にゃははー」
カカシ「何その反応。すごく気になるんだけど」
A「しーらない」
あの任務に参加していなかったカカシには、
一生の秘密だ。
――『ありがとう、カカシ』
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時