第27話 ページ27
A「ミナトさん！」
鋼夜が私の頭からぴょこんと降り立ち、
ミナトさんの頭を前足でツンツンとつつく。
気を失っているであろうミナトさんを
仰向けにすれば、
額から血を流しているのが見えた。
どうやら、
ムカデが崩した天井の破片やらなんやらが
ぶつかってしまったようだ。
黄色い閃光でも、
やはり不意打ちには敵わないか。
鋼夜「閃光の奴、大丈夫か」
A「ただの切り傷さ。深いけど、治療すれば治るよ」
彼の頭に装着されていたヘッドギアを取り、
額から頭部にかけて手を当てる。
鋼夜「そうか......」
そして、少しずつ治療を。
A「......」
そういえば、
カカシとテンゾウは大丈夫だろうか。
テンゾウはまだしも、
カカシは無理していないだろうか。
仲間を失うことに
恐怖を抱きつつある彼には、
もう苦しい思いをしてほしくない。
大人のカカシをそばで見ていて、
私は毎日そう思っていた。
もしも、
この世界の未来が変わることになれば、
せめてカカシだけは
過去に囚われることのないようにと、
足元に擦り寄ってきた鋼夜の頭を
撫でながら思った。
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます！最高の褒め言葉です！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年1月13日 11時
