第26話 ページ26
ナルト「......分かったってばよ」
私の言うことは聞かずとも、
ミナトさんの言うことは
すんなりと聞き入れるナルト。
これが、
親子の繋がりというものなのだろうか。
互いに関係性を知らずとも、
子は親の言うことを
自然と受け入れてしまう。
所詮、
こいつらも正真正銘の親子なのだと、
改めて感じた瞬間だった。
階段を駆け下りていくナルトの後ろ姿を見送り、
ミナトさんに目を向ける。
A「ミナトさん、私はあなたを援護します。動きやすいように結界を作るので、それを踏み台にしてムカデに攻撃を仕掛けてください」
ミナト「ん！それはありがたいね。
じゃあ、頼んだよ」
A「はい」
ミナトさんの動きが
一通り見えそうな場所に結界を張り、
その上に飛び乗る。
刹那、
頭の上には子犬と化した鋼夜が
姿を現した。
A「ミナトさん！」
ミナト「あぁ！」
ミナトさんの動きを間眼で見切り、
タイミングを合わせて結界を張っていく。
鋼夜「さすが、黄色い閃光だな」
A「あぁ、動きが身軽だね」
ミナト「手裏剣影分身の術！」
私も見たことがない術を
ムカデに食らわせたミナトさんは、
鋭い瞳で奴の弱点部分を見つけた。
私も奴の中心部分を見て、
あそこが弱点かと把握する。
A「鋼夜！」
鋼夜「分かってんぜ」
鋼夜の力を借り、
掌に準備していた螺旋丸に
風の性質変化を加える。
A「仙法・風遁螺旋手裏剣！」
そして、
奴が龍脈の力を取り込んだところを見計らって、
奴の中心部分に螺旋手裏剣を投げ込んだ。
が、
それは奴の口によって
吸い取られてしまい、
奴に当たることはない。
鋼夜「A、黄色い閃光が落下していくぞ！」
鋼夜に言われて慌てて下を覗き込むと、
重力に抵抗することなく
落下していく黄色頭を見つけた。
なぜかピクリとも動かない彼に
疑問を抱きながらも、
急いで彼を結界で受け止める。
そして、
飛雷神を使って
彼の元に飛んだ。
ムカデはそんな私たちを相手にする様子もなく、
サーラを追って下に降りていく。
あとは、
ナルトがなんとかやってくれるだろう。
ここが一段落するまで踏ん張ってくれ、
ナルト。
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます！最高の褒め言葉です！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年1月13日 11時
