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第24話 ページ24

ナルト「行け、サーラ!諦めねぇど根性で、やり遂げろ!」


諦めねぇど根性、か。


ナルトの奴、

自来也先生から受け継いだ大切な言葉を――。


サーラ「はい!

みなさん、急ぎましょう!」


住人を安全な場所へと案内するために

走り出したサーラを見送り、

傷一つない傀儡のムカデを

じっと見据える。


ナルト「こっから先はぜってぇ通さ――」

チョウザ「待て。ここは俺たちの仕事だ」

ナルト「あ?」

シビ「お前はサーラを守れ。手分けをしたほうが時間は稼げるからな」


そう言って、

私たちの前に立ちはだかる

チョウザさんとシビさん。


ナルト「なぁに言ってんだよ、あんちゃんたち!」

A「二人の言う通りだよ、ナルト」

ミナト「あいつは手強い。防衛ラインは何重にも引いておいたほうがいい」

ナルト「けどよ!」


チョウザ「俺たちの力を信じろ。

行け」


チョウザさんがこちらを振り返り、

ニコリと微笑む。


それが心なしか、

かっこよく見えた。


ミナト「さぁ、行こう!」


ミナトさんの声を合図に、

私は腑に落ちない表情を浮かべる

ナルトの腕を引っ張り、

住人を地下へ避難させる

サーラの元まで走った。


ナルト「分かった、頼んだぜ!」

ムカデ「サーラァァァ!龍脈へは行かせん!」


チョウザさんとシビさんの大きな背中を

チラリと見て、

私も地下へと続く階段を駆け下りる。


そして、

サーラを先頭に

その安全な場所とやらに向かっていると、

途中でシビさんの蟲が報告に来た。


ミナトさんの掌で文字を作り、

それに対してミナトさんは

「やはり......」と

納得したように頷く。


ナルト「どうかしたのか?」

ミナト「奴は、龍脈の力を取り込んでいたんだ。龍脈を封印しない限り、チャクラは無限大だってことだね」

ナルト「なんだって!?」

A「やはり、そうでしたか」

ミナト「Aも気付いていたのか」

A「なんとなく。あんな傀儡が何度も何度も復活するわけないでしょう。

チョウザさんやシビさんの攻撃で傷一つないないのは、正直おかしい話だ」


最強の傀儡使いであるサソリの傀儡でも、

中身を少しでもいじれば

動かなくなって壊れてしまう。


なのに――。

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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時

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