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第19話 ページ19

カカシ「オイ、A――」

テンゾウ「カカシくん、来るよ!」

カカシ「クソ!」


わざわざ名を呼んでまで

気に掛けてくれるカカシには申し訳ないが、

今の私は動けない上に頷くこともできない。


――耐えてくれ、カカシ。





テンゾウ「カカシくん、危ない!」


テンゾウの切羽詰まった声が耳に届き、

私は先刻より俄然軽くなった身体で

カカシの前に立った。


A「そうはさせるかよ」

カカシ「A......?」


傀儡が飛ばしてきた大きな刀を、

鋼夜の尾で弾き返す。


そう、

仙人モードと鋼夜の零尾モードを合わせて

発動させているので、

鋼夜の力も借りることができるのだ。


A「カカシはぜってぇ私が守る」

カカシ「!」

A「ほら、ボーッとすんな。こんなもん朝飯前なんだろ?」

カカシ「あ、当たり前だ!

(Aの奴、すごくかっこよくなってる......)」

テンゾウ「時間稼ぎはもういらないみたいだね。

行けるかい?A」

A「まぁね。

こんな雑魚ども、10秒で片付けてやんよ」

カカシ「じゅ、10秒?」

A「カカシ、テンゾウ、ちょっと下がってろ。あんたらも巻き込むかもしれない」

カカシ「え?」

テンゾウ「A、あれはやめな!ナルトはまだしも、君の腕が壊れてしまう!」

A「バカ言え。これは私一人の力じゃねぇよ。

鋼夜、行けるか」


腹部の服を握り締め、

鋼夜にそう問う。


鋼夜《任せやがれ》


鋼夜のチャクラを借りて、

掌に大玉螺旋丸を作る。


カカシ「(あれは、ミナト先生と同じもの......!)」


それがだんだん手裏剣状に形作られ、

さらに大きなものとなった。


腕に負担が掛かる術なのは確かだが、

それ以上に破壊力は

小国をも落としてしまうほどだ。


この大きさでは

まだまだ小国を落とすまでも行かないが、

この何十体もの傀儡をまとめて消すのは

容易なこと。

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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時

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