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第22話 ページ22

A「もう一度やる。あんたらはそこにいろ」


カカシ「A......!

(ダメだ。なぜかは分からないけど、これ以上は......!)」


カカシにガシッと腕を掴まれ、

行く手を阻まれる。


A「ん?」

カカシ「ここは俺たちがやる!だから、お前はミナト先生たちのところに行ってくれ。

お願い、だから......」


テンゾウ「......」

A「......」


語尾がだんだん小さくなっていく

カカシを見ていると、

ふと強い罪悪感に苛まれた。


これ以上はダメだと言わんばかりに、

私の腕を握る彼の手は強くなっていく。


A「分かったよ」


とりあえず何もしないことを証明するために

仙人モードと零尾モードを解き、

再び彼の目線に合わせて屈む。


カカシ「......」


A「分かったから、そんな顔するな」


そして、

今にも泣きそうな表情の彼の頬に

手を添える。


A「忍なら忍らしくしろ。言ったろ、カカシは私が守ってやるさ。仲間はぜってぇ殺させやしない。

一生の約束だよ」


カカシの頭に手を置いてニッと笑えば、

カカシは目を見開いて私を見た。


これで、

闇の中にいるカカシの心を救えるなら――。


テンゾウ「A、そろそろこの結界も保たないだろう。ここは僕たちがやる。カカシくんの言う通り、Aは四だ......ミナトさんのほうに行ってくれるかい?」


思わずいつもの癖で

“四代目様”と言おうとしたテンゾウは、

成り行き任せにさりげなく言い直した。


カカシはそんなテンゾウを怪訝な表情で見遣るが、

テンゾウは何事もなかったかのように

私を見下ろすばかりだ。


A「ま、じゃねぇとカカシがまた泣きそうな顔するしな」

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設定タグ:NARUTO , 映画 , カカシ
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!最高の褒め言葉です! (2021年9月21日 0時) (レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月13日 11時

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