【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【第一章 - 7】

其の340 ページ40

振り向くことなく

自分の周りに結界を張り、

暗部の蹴りやら刀やらを受け止める。


暗部3「何......！？」

暗部2「振り向かずに、だと......！」



A「総隊長として、一つだけ言っとくよ。相手の力量も測れん奴が、暗部にいる資格なんてない」



暗部1「なんだと......！？」


？「君たち、何してんの？」


暗部たちの殺気を遮るように

割って入ってきたのは、

なぜかここにいるはずのない

テンゾウだった。


ま、

今の私と同じような格好(暗部の非番服)を

しているところを見ると、

今日はどうやら非番らしい。


A「テンゾウ？」


結界を解き、

正面に現れたテンゾウを見遣る。


テンゾウ「ここは火影室の前。どう見たって、喧嘩するような場所じゃないでしょ」


暗部1「テンゾウ先輩......」


テンゾウ先輩(・・)？


ということは、

こいつらはテンゾウの後輩であり、

“ろ班”の一員か。


A「ハァ、ったく。今の暗部は血の気が多過ぎんよ、テンゾウ」

テンゾウ「それはAも同じじゃない。人のこと言えるの？」

A「今は多くないですぅ。

で、テンゾウは見たところ非番みたいだけど、どうしたの？」

テンゾウ「あぁ、そうそう。お前を探してたんだよ。

家の修復、手伝って」





【えー、めんどくせぇ......】

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