其の338 ページ38
暗部1「ですが、もしこいつが変化しているとしたら......!」
三代目「聞こえんかったか。
これは、火影命令じゃ」
暗部「......はっ」
火影命令と言われれば、
部下である忍はそれまでだ。
反論することはできない。
暗部が去り
完全に気配が消えたところで、
私は三代目の目をまっすぐ見つめる。
A「三代目、私は近いうちに里抜けしようと思います」
三代目「何......?それは、
A「守りたい命が、あります。そして、うちはイタチも所属している“暁”という抜け忍揃いの組織があるのですが、私はそこへ行って、力を強化したいと思っています」
三代目「では、修行の旅に出ると言えばよかろうが」
A「いえ、それでは動きが制限されてしまいます。私には、やりたいことがたくさんある。銀露と白尾には、木の葉ではないところに、間一族だけの小さな村があると聞きました。
そこにも、行ってみたい」
そう、
銀露と白尾の人の姿をした
口寄せの特訓をしているとき、
銀露がふとそのことを教えてくれた。
私たちとヨシキたちの家族は、
結界術を生み出した間時守様の血を
受け継いでいたのもあり、
木の葉に引っ越してきたらしい。
時守様は、
木の葉にいる妖が一番強大で
いつか里に被害が及ぶかもしれないということで、
亡くなるまでずっと木の葉に滞在していたと
化け犬二匹から聞いた。
三代目「......」
A「三代目がダメだと言うなら、私は本当の抜け忍になります」
三代目「だったらなぜ、わしに相談したのじゃ」
A「......できるなら、本当の抜け忍にはなりたくない。
私は、この里が大好きです。何より、三代目を始めとする知り合いとの思い出を、私は忘れたくない。
カカシからもらったこの額当てにも、余計な傷は付けたくないんです」
首に巻いた額当てを触りながら、
たくさんの仲間の笑顔を思い出す。
A「神風の総隊長でありながら、ワガママなことを言っているのは承知の上です。
しかし、私は強くならなければならない。大切な命を、守るために。
三代目、お願いします。里抜けを許可してください」
【お願いします】
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ri_ta0077(プロフ) - ZINさん» ZINさん、コメントありがとうございます!いやー、覗きに来てくださってありがとうございます。おもしろいなら何よりでございます(笑)シカダイ私も好き! (2018年2月5日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
ZIN - この作品を今日はじめてみました!とても面白いです。更新されるのを楽しみにしています!シカダイとボルトが大好きです (2018年2月5日 17時) (レス) id: af655f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
ri_ta0077(プロフ) - ねむたさん» そんな喜んでもらえるとは...!映画編、うん、ぜひお願いします! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
ねむた(プロフ) - うおおおお!!いつもいつも忙しい(と思う)のに更新ありがとうございます!!!いろんな人との絡みが楽しいです!!映画編も見ようとおもいます!! (2018年2月1日 20時) (レス) id: 7bc7080827 (このIDを非表示/違反報告)
ri_ta0077(プロフ) - 紫苑さん» 映画編も見てくださったんですか!ありがとうございますm(_ _)m そうですね、映画編も暇があれば更新していくつもりです。まぁ、気長にお待ちくださいませ。 (2018年1月31日 23時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年1月30日 7時