【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【第一章 - 7】

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カカシSide





結局Aは、

最後まで葬儀に参加することはなかった。


というより、

俺がよそ見していた隙に逃亡していたらしく、

火影様が先日のお礼を言いたいと

Aを尋ねてきたときに

俺もそのことに気付いたわけだが。


まったく、

どこにいるのか。


ナルト「先生、Aは？」

カカシ「んー？ま、今は一人にさせてやれ」


Aを除く第七班が

集合したはいいものの、

やはりナルトたちは

Aの所在が気になる様子。


あのサスケでさえも、

そわそわしてやがる。


サクラ「ねぇ、先生」

カカシ「んー？」



サクラ「Aって、神風の......」



もしかしてAの奴、

こうして問い詰められることを恐れたのか？


あいつのことだ、

それも想定の範囲内だったのだろう。


カカシ「あぁ。あのとき言った通り、あいつは神風の総隊長だよ」


サスケ「何......！？」


ま、

サスケは昨日

あの場にいなかったからなぁ。


驚くのも無理ないか。


ナルト「だからその総隊長って、一体なんなんだってばよ」


まったく、こいつは――。


サクラ「“神風”は組織名。Aは、信じられないけどそこのリーダーなの。

神風は、暗部の中にある火影直轄の最高機関だって言われてる」


分からないナルトのために

簡潔に話すサクラ。


チンプンカンプンな本人は、

まぁ理解はしているようで

じわじわと驚き始めた。



ナルト「最高、機関......」

サスケ「......」



カカシ「あいつはな、歳が三つの頃から暗部に所属していてな。

ま、それは親がいなかったこともあるが、第一の理由としてはあいつの監視が目的だった」

ナルト「なんでなんで！？あいつが、何したっていうんだよ！」





【ナルト、お前ならあいつを――】

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