でも、やっと気づいたんです。 ページ7
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それから、白雄様はほとんどと言っていいほど私の傍にいた。
仕事中はいない時もあったが、一緒に寝る日があったり、休日は二人で過ごす日も増えた。
はっきり言ってそういうものかと思いきっていた。
「……んぅ…」
「A、御早う。」
私が起きる頃にはもうすでに起きていて、抱きしめて私の冷たい体に体温が伝わっていく。
そんな優しさと愛に溢れる純白な皇子にいつの間にか惹かれていっている自分がいた。
■
「なぁ、A」
「はい、なんでしょう?」
「俺の事、好き?」
私はこの言葉に体を凍らせた。 休日の午後の木の陰から優しく笑う君がいて
「勿論ですよ。」
好きならなぜ言わないのか? 勿論、好きですよと。
その言葉を聞いた白雄様は笑いながら抱きしめてくれた。
その姿は幼い自分と重ねてしまう。
そして、その夜だろうか
私は本当の愛というものを知ってしまった。
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制服クゥン(プロフ) - るあさん» コメントありがとうございます! そう言っていただけるだけで元気がでます! 更新頑張ります! (2015年2月23日 15時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
るあ(プロフ) - 続編おめでとうございます! 第一章から読んでいますので続きが気になります! 更新頑張ってください〜!! (2015年2月23日 15時) (レス) id: 13d5279086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮にぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ri0410saka1/
作成日時:2015年2月22日 15時