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幸せな日が一瞬にして崩れました。 ページ10

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真っ暗な場所にいた。


何にも見えないところで唯一聞こえてくるのは女の人が僕の名を呼ぶ声。


「 由紀、… 由紀。」


その声はソプラノの音程で心に深く響いてくる声で印象深かった。


そのとき、見えてきたのは僕に手を差し延べる手。 細く、真っ白な手が僕に助けを呼んでいる。



「 君はだれ。 教えてくれないとわからないよ」


「 由紀っ… 由紀…」


僕の質問にも答えようとしない、とりあえず、その手を掴もうとするとその手は無くなっており、意識も現実へと呼び戻された。








目が覚めると、僕は鍛錬場で寝そべっていた。 右手には竹刀を持っていてきっと、疲れて寝てしまったのだろうと思った。


体を起こすともう明るい景色が夕焼けのオレンジ色へと染まっていた。


チリンッ チリンッ


鈴の音が鍛錬場を響かせる。 その音は懐かしい音のような気がしていた。



「 もう、帰らないと。 」




そんなことを思いながらも足は部屋に向かっていなかった。




.

嗚呼、美しき高嶺の花よ。→←弟が産まれて幸せです。



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蓮にぃ(プロフ) - オバンさん» そう言って頂くと幸いです。 俺としてはまだまだ書きたいと思ってますので番外編をつくりました(´ー`) (2015年4月5日 19時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
オバン - 一章から、いっきに読んだけど、凄く引き込まれる内容で、久しぶりの良い作品を閲覧させて頂きました。ありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2015年4月4日 23時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
蓮にぃ(プロフ) - ぱんだぱやこさん» ありがとう!! リクエストもありがとうね! (2015年3月30日 20時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - 完結おめでとう!(*^▽^*)番外編で、家族旅行お願いしますです!!!! (2015年3月30日 14時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - クダグダだなんて、言わないでよ!!こんなにすごいんだから!ま、これからもよろしくねぇ!(*^▽^*) (2015年3月16日 17時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮にぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ri0410saka1/  
作成日時:2015年3月1日 20時

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