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本当に俺に似てるな。 ページ6

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由紀、と呼ばれる声がして僕はその声のする方へ向けた。


「A、妊娠おめでとう。 良かったわね、男の子かしら、女の子かしら?」


皇妃様の玉艶様がにこにこと笑いながら僕に言ってきた。
玉艶様は僕の手を取り、優しく包み込む。 そして、僕を抱き寄せて膝の上に乗せる。
彼女は何かと触れることが多いな、と思った。



「ねえ、由紀。」

「はい。」


僕の名を呼びながら抱きしめて、伝わる体温が心地よかった。 春の風が頬をつたる。 桜の花びらがひらひらと空を舞う。


「 白雄、 」


だが、それが僕に言われていることではなかった。

僕の右寄りの前髪が左に寄せられる。 その手はやがて唇に触れた。
すると、彼女の顔が曇り出した。



「ねぇ、ホクロはどうしたのですか、白雄。」


「… 玉艶様」


「あらァ、可笑しい子ね。 私のことは母上と呼んでいたのに。」


袖で口を隠し、くすくすと笑う。 僕はつられて笑い、玉艶様を見た。



「 玉艶様、僕は由紀です。 」




「……わかってるわ、由紀。 愛しい由紀。」


彼女は僕を抱きしめる力をさらに強め、弱弱しげに言った。



静かで不思議な時間を淡々と過ごし、僕はいつの間にか眠りへとついた。


.

そこが愛しいですけれど。→←お前がここに来て1年が経ちました。



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蓮にぃ(プロフ) - オバンさん» そう言って頂くと幸いです。 俺としてはまだまだ書きたいと思ってますので番外編をつくりました(´ー`) (2015年4月5日 19時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
オバン - 一章から、いっきに読んだけど、凄く引き込まれる内容で、久しぶりの良い作品を閲覧させて頂きました。ありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2015年4月4日 23時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
蓮にぃ(プロフ) - ぱんだぱやこさん» ありがとう!! リクエストもありがとうね! (2015年3月30日 20時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - 完結おめでとう!(*^▽^*)番外編で、家族旅行お願いしますです!!!! (2015年3月30日 14時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - クダグダだなんて、言わないでよ!!こんなにすごいんだから!ま、これからもよろしくねぇ!(*^▽^*) (2015年3月16日 17時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮にぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ri0410saka1/  
作成日時:2015年3月1日 20時

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