【マギ】拝啓、俺の家族へ。 【練紅炎】

初めて、あなたの顔を見ました。 ページ12

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華美 というのはまさに母のことを言うと俺は思う。 昔は少々荒い性格だったらしいが、母親という美しさに見た目もいい方だと思う。 性格も上品だから まさに母にはその言葉が似合うだろう。


だが、今はそんなことを言ってられない。 牢屋から何か出てきて母と弟の遥のもとへ行ったと思い全力疾走していると この有様だ。



「 お母さん！！ 大丈夫！？」


母は口をパクパクとさせているが、声は出ていなかった。
だが、その理由もわかる。



「 なん、で… お前がいるんだよ。 」



煌の美しき亡き皇子 練白雄 がいた。




「 済まないな、 待たせて。 大丈夫だ、A 」


そういい、母の元へ駆け寄る。 母は遥を抱きしめながら顔を見上げた。



「 やめて、 お願い 」


母は泣きそうになりながらも遥を守っていた。 僕は何もできずにただ、立っていた。



「 嗚呼、愛しい人 」





にんまりと笑い、母を抱きしめた。





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はっきり言って似てる気がします。→←嗚呼、美しき高嶺の花よ。

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