待たせて悪かった。 ページ2
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重たい瞼を開ける。 肩肘をつき、上半身を起こした。
すぐ、傍で聞こえる寝息は紅炎であって、こっくりこっくりと船を漕いでいた。
だが、私が起きてしまったから紅炎も起きてしまった。 目を擦りながら私を見つめて額に手を当てた。
「…熱はないか。」
「ご心配をお掛けしました。」
私は深々と頭を下げていた。 彼は 私の肩を持って私と目線を合わせた。
凛々しい顔は無表情ながらも炎帝と呼ばれるのに相応しい顔立ちだった。
「お前に伝えないといけない。」
「……はい。」
ただ、静かに聞いていたかった。 それでも、彼から聞いたのは私が聞きたかった答えではなかった。
「…すまなかった。」
気がつけばそんな言葉を聞いていた。 昔はこんなことを言わなかったのに、なぜ今言ったのかわからない。
気がつけば立ち上がり、拳を握り締めて彼の頭にぶつけてしまった。
「……なんで、貴方はっ、 私が聞きたいのはそんなのではないのに…」
「…A」
突然のことに受身をとることを忘れていた紅炎は口を開いて聞いていた。 流石の私もこんな感情的になってしまい、詫びとして彼の手を掴んだ。
「 私は謝罪とか責任とか…そんなのではないのです。 ちゃんと言ってくれませんか。」
いつの間にか目から溢れる雫が流れ落ちていた。 やっと、理解したか彼は私の右手を自分の右手と重ねて言った。
「 俺と共に生きてほしい。 」
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蓮にぃ(プロフ) - オバンさん» そう言って頂くと幸いです。 俺としてはまだまだ書きたいと思ってますので番外編をつくりました(´ｰ｀) (2015年4月5日 19時) (
レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
オバン - 一章から、いっきに読んだけど、凄く引き込まれる内容で、久しぶりの良い作品を閲覧させて頂きました。ありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2015年4月4日 23時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
蓮にぃ(プロフ) - ぱんだぱやこさん» ありがとう！！ リクエストもありがとうね！ (2015年3月30日 20時) (レス) id: 44a03d5d2a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - 完結おめでとう！(*^▽^*)番外編で、家族旅行お願いしますです！！！！ (2015年3月30日 14時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだぱやこ - クダグダだなんて、言わないでよ！！こんなにすごいんだから！ま、これからもよろしくねぇ！(*^▽^*) (2015年3月16日 17時) (レス) id: ec529c3c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮にぃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ri0410saka1/
作成日時：2015年3月1日 20時
