立花彩の片割れ part3

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彩side

何とか研究所に潜り込み、研究室を探す。



小鈴ちゃんのお母さんの遺体はそこにあるって小鈴ちゃんが言ってた。



藍のとこは、まず研究室に行って、他の場所もあるかもしれないから、


小鈴ちゃんのお父さんに聞き出すなりなんなりして探すみたい。



小鈴ちゃんのお父さんは研究室にいると思うから、小鈴ちゃん達はそのまま説得するらしい。




崎｢ここが、研究室。｣




私達は息を呑む。



いよいよだ…




崎｢開けるよ。｣




全員が黙って頷くのを見て、小鈴ちゃんは勢いよくドアを開けた。



一斉に研究室に駆け込む。



1人だけ人がいた。



多分、小鈴ちゃんのお父さんだろう。




崎父｢なんだ！お前達は！｣




小鈴ちゃんのお父さんは小鈴ちゃんを見つけると、小鈴ちゃんの方に距離を詰め、拳を固める。



殴られる＿＿＿＿！



そう思っていると、黒木君が小鈴ちゃんのお父さんを羽交い締めにした。



今のうちだ！



私達はそれぞれの場所に散った。



藍達は魔力を吸い取る機械(と思われるもの)の方に、


若武は怯える小鈴ちゃんの手を引きながら小鈴ちゃんのお父さんの方に、


私達は小鈴ちゃんのお母さんの遺体がある方に。



さぁ、作戦開始(ミッションスタート)だ。

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