立花彩の片割れ part3

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彩side

作戦決行の日。


私達は崎原研究所の近くの公園に集まった。



藍｢皆聞いて。

七鬼君と小塚君は私、美門君と上杉君は彩の指示にちゃんと従って。

特に七鬼君と小塚君はちょっと荒っぽい事することになるかもしれないから、私が言った以上のことはしないで。

黒木君と若武君は、小鈴ちゃんの事ちゃんと護ってあげてね。

じゃ、行こう。｣



若武も凄いけど、藍のリーダーシップなかなかの物だと思う。


私は…酷く緊張していた。


でも、一応遺体回収だけだし…藍の方も手伝わないとだけど。



美｢アーヤ。｣



私は声がした方を向く。



美｢宜しくね。頑張ろ。｣



私は頷いた。


上杉君がちょっと笑う。



上｢立花、肩の力抜けよ。俺らは大丈夫だからさ。｣



そう言ってくれたおかげで、少し緊張が解けた。



彩｢ありがとう2人とも。頑張ろうね！｣



私達は崎原研究所の裏にまわり、フェンスを飛び越えて上杉君のピッキングで裏口を開けた。



彩(藍。)



藍と目が合う。



藍(何？)



彩(薬、飲んでね。後、無事でいて。)



藍はちょっと笑った。



藍(とっくに飲んだよ。お互い様ね。)



藍は私の方に近寄り、手を握る。



藍(頑張ろ。)

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