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彩side
個室カフェの前に到着。
ここに来ている間藍と喋ってたんだけど藍は、
「カフェカフェ〜るんるん!」←
とか言ってひたすらテンションが高かった。
そして、着いた今のテンションは最高潮らしく、
藍「カフェだぁ!カフェだぁ!生まれて初めてのカフェだぁ!本物だぁ!
ねね、彩、ここってさ、あの黒いつぶつぶ入ったミルクティーある?」
私は思わず苦笑しながら答える。
彩「あると思うよ。あと、黒いつぶつぶ入ったミルクティーじゃなくて、タピオカミルクティーね?」
藍「へぇ!黒いつぶつぶ入ったミルクティーの正式名称ってタピオカミルクティーなんだ!」←
うん。普通は黒いつぶつぶ入ったミルクティーなんて言い方しないけどね。
彩「あと、因みになんとか映えじゃなくてインスタ映えね?」
藍「へぇ!インスタ映えね!覚えとく!」
あ、藍お金どのくらい持ってきてるのかな。
彩「ねぇ、藍お金どのくらい持ってきた?」
そう言うと藍はキョトンとする。
か、可愛いかも…
でも嫌な予感。
藍「え、お金必要なの?」←
なんで私はこんな嫌な予感ばっかり的中するの!
藍の天然ぶりにも困る。(彩ちゃんも天然だよっコソッ)
もう!
彩「そりゃそうだよ!」
当たり前じゃん!
まさか…
彩「藍、もしかしてお金もってきてない?」
藍はこくんと頷く。
思わず可愛いと思ってしまったけど…
いや、お金持ってきてないでどうするつもりだったの?!
藍「看護師さんはお母さんじゃないからお金くれないし。
勿論お小遣いもないし。
後で詳しいことは話すけど昨日初めて本当のお母さんにあったからお金なんかもらってないし。」
は、はぁ…
私は深いため息をついた。
仕方ないか。
彩「仕方ない。入る分には無料だから私だけ安い飲み物頼むよ。藍にはあげられないけど、我慢して?」
何かしら頼まないとカフェ側が可哀想だからね。
ここに着いた時の元気は何処に行ったとツッコミたくなるくらい元気をなくした藍が力なく頷く。
ごめんね、藍。私そんな、お金持ちじゃないの。
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K(プロフ) - りぃあ♪#さん» どういたしまして! (2019年10月22日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - Kさん» そうなんだ!教えてくれてありがとう! (2019年10月22日 19時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - りぃあ♪#さん» hitは読まれた回数だよー!(今度はちゃんとレスしたぜ!) (2019年10月22日 18時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - Kさん» うん、私もたまにある笑 (2019年10月22日 15時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 草刈り機大魔王さん» いいよ! (2019年10月22日 15時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2019年9月26日 20時