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「キャン!」
「ふふ、ただいま。すぐ散歩に行こうな」
靴箱の上に置かれているリードを手に取れば子犬が待ちきれないと言わんばかりに月親の足元を走り回った。
ぐるぐる回ってキャンと鳴く。足に掛けられた小さい前足のなんと愛くるしいことか。
「雪親、抱っこしてやってくれ」
「うん。ねえ 僕も行っていい?」
「今日は体調が良さそうだからな。そんなに長い距離を散歩するわけでもない」
「わーい」
リードをつけて子犬を降ろせばぴったりと月親に沿うように座った。今はころころと可愛らしいが、いずれは狼のように凛々しくなるらしい。
「俺も行くぜ」
「兄上課題あるんでしょう」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時