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才色兼備たる月親は人気者だ。それを妬む者からはブラコン呼ばわりされているが望むところである。
同時に雪親も負けず劣らずの人気があり、儚い雰囲気は年下年上問わず魅了するようだ。
「月親ー」
校門のところで手を振る双子の兄。銀髪に日光が反射して眩しかった。
「あ、雪親君だ!」
「本当だ 元気そう!良かったー!」
「む、あまり直射日光に当たってはならないというのに」
先に行くと断ってから駆け足で校門を潜る。やかましい風紀委員の浅井長政を華麗に流して、どこから出したのか日傘を雪親にさした。
イケメンな振る舞いに周りの女子はいわゆるメロメロである。
「雪親、このあいだ熱中症で倒れたばかりだろう。あまり日に当たるんじゃない」
「だって月親を待っていたかったんだもの。いいでしょう?」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時