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弾丸が目を掠っても、手足や胴体を貫いても白狼は止まらない。
そんなものは止まる理由にならないからだ。
早くしなければ双子の兄は命が潰えてしまう。かけがえのない半身がいなくなる。
毛利の陣に着くなり白狼は激しく吠え立てた。観念しろと、手は出させないと。
「ふむ……妖といえど所詮は犬畜生、ろくに言うことを聞かぬか
誰ぞ忍を呼べ あやつを殺めよ」
「させるかよ!!」
あやつ、が誰を指すか分からないほど元親は馬鹿ではない。
真実を知った。家康と話すことが山ほどあるが、今は目の前の武将を倒すのみだ。
「グルルルル…!!」
「落ち着きな月親 あいつは俺がやる」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時