今日:28 hit、昨日:4 hit、合計:1,225 hit
小|中|大
128 ページ30
「とっとと終わらして四国に帰んぞ 雪親も迎えに行かねぇとな」
「はい!」
白狼は大柄な元親を乗せてもまだ余裕があるほど大きい。彼が背に跨るなり喧騒続く戦場を駆け出した。
時間はないに等しいのだ、早くしなくては。
「兄上、舌を噛まれませぬよう」
「心配いらねぇよ」
「本陣まではもうすぐです 攻撃されないうちに話をつけてください」
「おう!真実次第じゃ寝返ってやらぁ」
許さねぇ、とは誰に言ったのか。
だんだん近付いてくる東軍本陣。本多忠勝が厄介だが白狼に掛かれば回避ぐらいわけないことだ。
本陣に着くなり本多忠勝が槍を構えて迫ってくる。元親はそれをヒラリと避けると家康の前に飛び降りた。
「やい家康。テメェに聞きてぇことがある!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時