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決戦の地、関ヶ原に到着した毛利軍。


その本陣には白狼がいた。


首には雪親から譲り受けた貝殻の首飾りがかかっている。




「ゆけ 妖

手柄を立てねば兄の命はないぞ？」



ゔぅ、と小さく唸ったが それ以上のことはせず本陣を飛び出した。




「殿 よろしいのですか？」



「ふん、所詮は妖

人とは対等にはなれぬものぞ」

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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2018年8月10日 21時

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