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「そうすれば困るのは貴様だ」
「ならば雪若子を殺すと言えば良いか?」
「そうすれば私は死んでやろう」
「そうはさせぬわ、妖風情が」
「見えたとしても教えないさ」
「腹立たしい減らず口よな」
鋭い視線がぶつかり合う。脅しなど月親には効かない、うまいこと従わせなければ。
「…ふん、早う千里眼を使わぬか。雪若子の命は我次第と覚えておけ」
「雪親のためならば喜んで使ってやろう。ただし私から雪親を離してみろ、絶対に使わないからな」
つまり今は使わん、とそっぽを向いた月親。可愛げ無い奴よと元就は目を細めた。
こうも扱いにくいのは元親と同じ。あの弟君ならばマシだろうか。
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時