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元就が去ると、月親は更に強く雪親を抱きしめた。




「よかった…!」




「月親、心配したんだよ

…しまもずっと鳴いてて」




「そうか 戻ったら一緒に顔出ししよう。

兄上にも会って、あの猫たちにも」




そう言えば うん、と弱々しく だがしっかりと頷いた。



万が一は起こらないだろう。元就は千里眼を活用したいのだから。


そう月親は信じた。





「ねぇ 月親」




「なんだ?」




「ずっと一緒にいようね」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月10日 21時

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