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「しまも雪親が心配なんだな」
もっと撫でて、と月親にねだる。
しまを撫でながら外に出て散歩し始めた。
「…怖いんだ、雪親がいなくなってしまうのが。
皆 いつかは死ぬのに、雪親が死ぬことだけは認められない。ワガママだとわかっているが、どうしようもないんだ」
苦笑いを浮かべ、足を進める。
ふと 沖に見慣れない船がいることに気づいた。
漁師の船でもなく、長曾我部軍のものでもない。
「なんだ?あれは…」
お行き、としまを下ろす。
とことこと歩いて行くしまを見つめていると首筋に鈍い痛みが走った。
揺らぐ視界に萌黄色の甲冑が映る。
「千里眼を持つ白狼とな
あの男には宝の持ち腐れぞ」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月10日 21時