〃;オマケストーリー ページ35
「そういえば、古賀さんってホントに攘夷志士じゃないんですよね? この前の爆破テロで桂と一緒にいたって聞きましたけど」
口を開いたのは山崎さん。
真選組の中でもう私の存在が知られてるのか・・・今まで関わりがあったのは松平さんくらいだったからなぁ。
『違います。私も単に巻き込まれただけです』
「あーその節はどうもすみません・・・」
頭を下げる助手くん。
過ぎたことをとやかく言うつもりはないから別にいいけど・・・コネがなかったらどうなっていたか・・・・
『もうその件についてはもういいですよ。ところで山崎さんは真選組で何の役割をしてるんです?』
「え!? えぇっと俺はみっ、じゃなくて・・・ミントンかな!?」
顔を赤く染めながら慌てて答える山崎さん。
みっ?・・・・・・ああ、密偵のことか。
けどミントンで誤魔化すのは流石に無理があったんじゃないかなあ・・・。
「ミントン?そんな仕事あるんすか?」
尋ねたのは助手くんである。
流石ツッコミ役兼の常識人。それは疑問に思うだろう。
ていうか、警察の仕事にスポーツがあるわけないでしょ。
「そ、そうだよ〜。とっっても重要な役割でね!これ以上は言えないな〜」
汗をダラダラと流し明後日の方向へ視線を向ける山崎さん。・・・嘘は下手糞だな。
密偵がこれで本当に大丈夫なのか、江戸を護る真選組さん?
「えっと!と、透さんはいつから用心棒なんて危険そうなお仕事を?」
誤魔化すように話題を転換してきた。
まぁこれ以上問い詰めるのも可哀想なので答えてやることにする。
『あー半年くらいですねえ』
「へえ、意外と短いですね」
「きっかけとか、あったんですか?」
『成り行き・・・・・ですね、はい』
日常の苦労話やグチなんかでその日、久しぶりの花見は案外楽しいものになったのである。
ちなみに酔い潰れた末、万事屋の社長と鬼の副長は自販機に置いていかれたというオチは後日耳にすることになった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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クミコさん - 更新待っております (2019年9月27日 7時) (レス) id: ad68fbe9cf (このIDを非表示/違反報告)
蓮佳(プロフ) - 凄く面白いです。リメイクできるまで、待ってます!更新頑張って下さい!応援してます!o(^o^)o (2017年10月8日 16時) (レス) id: d772084aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カトレア | 作成日時:2017年7月16日 17時