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「...で、結局どこの誰なんだお前。(さと)は? 出身地はどこだ」
『東京。嘘、尸魂界』
「斬る」
「待ってくだせェ土方さん」

 割ってきたのは資料らしき紙束と携帯電話を持った一番隊隊長こと沖田総悟。
 第三者がやってきてくれたおかげか、あぁ? と副長さんの動きが止まる。
 ・・・・・・やれやれ、やっと来たか。

「そこの女はごく最近、かぶき町に住み着き始めた新入り。『用心棒』と称して金稼ぎしているらしいですぜィ」
「それが何だ」
「その仕事・・・・・・どうやらお偉いさんの方にも依頼されたことがあるらしく――」



《斬ったら首ィ飛ばす》



 最後は電話からの声。
 松平片栗虎。破壊神の異名を持ち、幕府の治安組織を束ねる警察庁長官。
 以外な人物だったからか、土方さんからとっつァん!? と声が上がる。

《手ェ出すんじゃねーぞトシ。そいつは俺の手駒だ。使い勝手が良過ぎて俺に散々金巻き上げさせた・・・凄腕のカツアゲ犯だ》
『いや言い方』

 カツアゲじゃないから。ていうかアンタにカツアゲなんかしたら殺されるよ。
 きちんと依頼こなして手に入れてますからねボク。

《それと攘夷志士でもねえ、白だ。解放してやれ》
「......、」

 本当か? と疑いの眼差しを向けてくる副長さん。
 が、空になった土方スペシャル(犬の餌)の器を見せると納得したように頷いた。一体どこまでマヨネーズ主義者なんだこの人は。

「すげぇや......アンタも味覚がおかしいタチですかィ?」

 さらりと失礼なことを言うなぁこのサディストくんは。
 別にお腹空いてなかったし食べなくてもよかったけど・・・


『食べれるものは、食べとかないと損ですから』

 味は不味いの領域を越してるけど、という言葉は呑み込んでおく。
 下手をしたら今度こそ斬りかかられるかもしれない。

『じゃ、疑いも晴れたことだし、眠いので帰りまーす。それと長官殿、この前の分ちゃんと振り込みました?』
《おうよ、報酬はきっちり。また頼むぜぃ》

 そこで通信は途切れ、後はツーツーという音。
 ・・・・・・いやはや、コネを作っておいて正解だった。報酬も振り込まれたみたいだし、これでまた安定した生活を続けられるだろう。




====
===
==






 二度と来んな、という台詞を貰って屯所を出る。
 言われなくても来たくないよ。土方スペシャルなんて人生で一回食べればたくさんだ。



 ・・・・・・あーあ、暇だなあー。



 

〃→←古賀ちゃんの用心棒経歴書。


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  • 全体運: ★★★☆☆

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設定タグ:銀魂 , BLEACH , 原作改変あり   
作品ジャンル:恋愛
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クミコさん - 更新待っております (2019年9月27日 7時) (レス) id: ad68fbe9cf (このIDを非表示/違反報告)
蓮佳(プロフ) - 凄く面白いです。リメイクできるまで、待ってます!更新頑張って下さい!応援してます!o(^o^)o (2017年10月8日 16時) (レス) id: d772084aa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレア | 作成日時:2017年7月16日 17時

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