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ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れというが、正直ジジィ同士が未だにあだ名で呼び合ったら気持ち悪い。 ページ11

今日の新聞には『またも狙われた大使館』と爆破事件についての記事が載っていた。
 世の中物騒だなぁなんて他人事のように思いながら、腰に何の銘も彫られていない木刀を下げる。前に廃刀令のせいで危ない目にあったからなー、どっかのダメ人間のせいで。あの日の出来事を思い出しながら街を歩いていると万屋一行を目撃――そして同時に見つかった。

「あ、透さん」
『あー...どーも』

 そう聞こえたのはメガネをかけた人間こと助手くんの声。
 まさか数日立たないうちに会うとは...世の中何が起こるか分かりませんね、ハハ

「どこかお出かけですか?」
『...まぁ、そんな感じです。』

 ここ最近やることないからなぁ・・・。家政婦お仕事は一週間後にあるし、家賃はもう坂田さんに渡したし。それに昨日一日中全部睡眠とったから眠くないし...。


『えっと・・・何処か行くの?』

 会話を成立するようにとりあえず訊いておく。

「あ、はい。ちょっと届け物を……」

 へぇ、頑張ってね、と言って立ち去ろうとする。
 この人たちといたらろくなことが起きないことは百も承知だ。わかっていながら巻き込まれようとする人はいないだろう。いるとすればそいつは趣味の悪い物好きだけだ。
 しかし次の瞬間ガッと強い力で腕を掴まれる・・・夜兎の娘さんだ。

「そうネ、透ちゃんもくるアル!ダメがねと天パマダオだけじゃ心細いネ!」
「オイイイィ!!誰がダメがねじゃああ!!」「何でそこで俺が出てくるのかなぁ?!」


つっこむ助手くんと家賃滞納と給料未払いのダメ人間代表坂田さん。まぁ、助手くんはともかく坂田さんが保護者というのは確かに不安だ。不安しかない。


「ちょっとオオォ!! なんで俺だけディスられてんの?あれだからな、銀さんのハートはガラスのハートなの!もっと丁重に扱ってください!!」
『防弾どころか戦車がいても壊せないでしょそのガラス。あと自分の普段の生活を見回したらどうです?きっと答えが見つかりますよ腐れ天パ。ストレートになったら考えてやらないこともないけど』
「あぁん!? 天然パーマ馬鹿にしてんじゃねぇぞこのアマ! 全国の天パに謝れコノヤロー!! つーかオメーも天パだろうが!!」


 とかいいつつ手は頭の上。
 いや無理だから。どれだけ手で髪をとかしてもそう簡単にストレートにはなれないよ。



 

〃→←〃


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ラッキーカラー

あずきいろ


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設定タグ:銀魂 , BLEACH , 原作改変あり   
作品ジャンル:恋愛
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クミコさん - 更新待っております (2019年9月27日 7時) (レス) id: ad68fbe9cf (このIDを非表示/違反報告)
蓮佳(プロフ) - 凄く面白いです。リメイクできるまで、待ってます!更新頑張って下さい!応援してます!o(^o^)o (2017年10月8日 16時) (レス) id: d772084aa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレア | 作成日時:2017年7月16日 17時

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