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探偵社
コンコン
『失礼します
太宰さんはいらっしゃいますでしょうか』
太宰「おや、A
わざわざどうしたんだい?」
『後ほど、私はギルドの拠点の観察にまいります
探偵社も動きますでしょう?
その為に、情報を持ってきたのです』
乱歩「そんないきなり言われて信じると思う?」
『いいえ
ですが、この情報に嘘はありません
断言できます』
太宰「...へぇ、じゃあ教えてくれる?」
『分かりました
敦さんも出てきて下さい』
敦「!はっ、はい」
__
『まず、ギルドの拠点についてですが
あの白鯨は、拠点であると同時に
爆弾とも言えます』
敦「!爆弾...」
『はい
恐らく、あの白鯨ごとこの街にぶつけ
壊滅をさせる
これが、ギルドの今後の動きかと思われます』
太宰「いい情報だ...」
敦「...どうやってこんな情報を見つけたんですか?」
『それについてはお答えする事ができません』
敦「...」
太宰「敦くん、Aは昔から異能力の使い方がうまくてね
こうやって情報を見つけることも場合によっては可能
なのさ」
敦「そうなんですか...」
『太宰さん...あまり私のことについて話さないでください』
太宰「おっと、それはごめんね」
『...その白鯨の落下する時間は不明ですが、
もう時間は長くはありません』
『急いで乗り込まなければいけませんよ』
太宰「あぁ、分かったよ
行こう、敦くん」
敦「はい!」
『お気をつけください...』
___
敦「それにしても、なんでAさんは僕たちに情報を来れたんですかね?」
太宰「そうだねぇ...
Aは、無駄な行動は一切しないから
この情報を探偵社に伝えれば、きっと上手い様に使ってくれると思ってからのではないかな」
敦「なるほど...」
太宰「ふふっ」
____
ジジッ
〈『芥川さん、出発の用意はよろしいですか?』〉
〈芥川「問題ないです」〉
〈『分かりました
では、お願いします..』〉
〈芥川「はい」〉
〈『...芥川さん、先程お伝えした通り...
敦さんと仲良くして下さいね』〉
〈芥川「...善処します」〉
〈『頑張って下さい
無事を祈ります...』〉
〈芥川「...はい」〉
次回「犬猿の仲」
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00(プロフ) - オ,リ,フラ、外して下さい (2月18日 17時) (レス) id: 5b4daa91ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コラル | 作成日時:2024年1月20日 22時