貴方がいたから___

3. ページ12

“着信音"


『(電話...中也からですか)』



〈『はい、こちらAです』〉


〈中也「A、手前今どこにいる」〉


〈『ギルドの異能力空間の中です』〉




〈中也「はァ？

周りに人はいるか」〉



〈『はい

武装探偵社の者が恐らく3名いると思われます

それと、首領もおられます』〉


〈中也「首領もいるのか」〉



〈『それで、中也はどの様な案件で？』〉



〈中也「ギルドのスパイを見つけた

既に殺している

そのいざこざが終わったら恐らく首領も来る

早く終わらせてこいよっ」〉


〈『了解しました』〉


Aが話終わると、敦はルーシーをドアに引き摺り込もうとしていた



　
敦「今から手を離す」



ルーシー「いや！待って！」
　


ルーシー「うわああああああああああ！」




『...！(異能力が解除された)』




森「エリスちゃん！！！」



『エリス嬢

お側を離れて申し訳ございません


ご無事でしたか』



エリス「えぇ！」



森「エリスちゃん

Aくんと一緒に居たのかい！？


心配したのだよ？！」



『首領、先に向かっておりますね』




森「あぁ、分かったよ」




Aは一度礼をして

その場を去った





________





中也「おっ、やっと来たか」



『お待たせしました』



『それで、これがギルドのスパイですか...』



中也「あぁ


...さっきの手前が出くわした敵は殺したのか？」


『いいえ、逃げたのかと


ギルドは任務に失敗した部下は即刻切り捨てるのかもしれませんから』



『ですが、私達にはもう立ち向かわないでしょう』



中也「そうか」



_______『....来ましたね』



中也「あｧ」




ﾊﾞｯ



中也達は一斉に跪く



森「フフフ..これがギルドの刺客かね」




中也「はい」




森「探偵社にギルド...我々もまた困難な戦局というわけだ




最適解が必要だね

探偵社もギルドも」



________ポートマフィア 首領



______森 鴎外



能力名___________


__［ホタ・セクスアリス］




森「敵対者は徹底的に潰して...殺す」

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