4話 ページ4
ぽたぽたと大粒の水滴が落ちてくる。
ハンジ「リヴァイいい…っ」
リヴァイ「…」
ハンジ「ほんとは死んでも助けたかった…グスッ、私なんかが生きてどうすんだって…っ、何も守れないくせにっ、…う、…あの子じゃなくて、…私が死ねば」
ぎゅっ
ハンジ「…っ!」
リヴァイはハンジをやさしく抱きしめた。
リヴァイ「バカかお前は。お前が死んだら残された部下はどうする。」
ハンジ「だって、…っ私が死んだ方が良かったって思ってる人もいるはずだから…、グスッ」
リヴァイ「そんなこと誰が言ったんだ。…少なくともここにそう思っているやつはいねぇようだが。」
ハンジ「…っ!、リヴァイ…」
リヴァイはハンジの頭を優しく叩いた。
リヴァイ「あんまり無理するんじゃねぇぞ。」
こいつの背負っているものがどんなに重いか俺にはわからねぇが、少しでも軽くしてやれればいい。その苦しみや悲しみを少しでも俺に分けてくれればそれでいいから、どうかお前だけは
リヴァイ(死ぬな…)
ハンジはしばらくリヴァイの胸の中で泣き続けた。
next…
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作者名:ゆずお | 作成日時:2020年4月25日 19時