カカシ先生の先輩【NARUTO】【はたけカカシ】２

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ナルトが私を指差して叫ぶ。


サクラ「知り合い？」
ナルト「この前イルカ先生の手当てしてくれた人だってばよ！」
サクラ「でも、担当上忍は一人でしょ？なんでこの班だけ二人なの？」
カカシ「お前らが他の班より手のかかる奴らだからだよ。てことでこの班だけ二人」
サクラ「何それー！？」


まぁ手がかかるのはその通りだろうけど。
見張り役を兼ねているから、というのが実情だがそれは明かせない。
ナルトの九尾を抑えるための写輪眼が私とカカシ。
サスケの暴走も同じ写輪眼の私とカカシが抑える。
アカデミーの屋上に上がり、カカシが話し出す。
私はあまり喋る方ではないため基本的にカカシが説明をする。


カカシ「そうだな……まず自己紹介してもらおう」
サクラ「……どんなこと言えばいいの？」
カカシ「そりゃあ…好きなもの嫌いなもの…将来の夢とか趣味とか…ま、そんなのだ」
ナルト「あのさ！あのさ！それより先に先生、自分のこと紹介してくれよ！」
サクラ「そうね、見た目ちょっと怪しいし」


辛辣なサクラの発言に思わず吹き出す。
完全に警戒されてるね、カカシ。


カカシ「笑わないでよー、ユウリ」
ユウリ「うん、ごめん」
ナルト「ユウリ先生笑い方怖いってばよ……先生も自己紹介してくれってばよ」
カカシ「じゃ、俺からだな。
俺は「はたけ・カカシ」って名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない！
将来の夢…って言われてもなぁ…。
ま、趣味は色々、だ」


ん、と順番を回され、話す。
将来の夢ねぇ……。


ユウリ「私はユウリ。苗字はない。
好きなものは珈琲。嫌いなものは教えない。
将来の夢……名乗れる苗字を手に入れること。
趣味は、まぁ色々」
サクラ「二人とも結局名前しか分からないんだけど。ユウリ先生が珈琲好きなのしか分からないんだけど」
ナルト「苗字ないってどういうことだってばよ？」
ユウリ「事情は人それぞれってこと。
じゃ、右からどうぞ」


ナルトを示すと、嬉々として話し始めた。


ナルト「オレさ、オレさ！名前はうずまきナルト！好きなものはカップラーメン、もっと好きなものはイルカ先生におごって貰った一楽のラーメン！
嫌いなものはお湯を入れてからの３分間。
将来の夢はァ、火影を超す！」


目を見開いて続きを聞く。


ユウリ「ンでもって、里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ！」


……なるほど、そう来たのか。
ナルトに冷遇していたのは、後見人だけじゃない。

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