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サスケは単独で戦って埋められ、サクラはそれを見て気絶。何の幻術をかけられてたんだ、一体。
サスケ「……お前か」
ユウリ「サクラが起きたら掘り出してもらうんだね」
サスケ「自分で出られる!」
ユウリ「頑張れ」
さてと。
ナルトはどうしているか。
石碑の前に戻ると、カカシがグルグルとナルトを丸太行きにさせているところだった。
ユウリ「……何したのよ」
カカシ「んー、隠れてズルして弁当食おうとした罰」
ユウリ「はー……」
酷い。
これは酷すぎる。
今まで下忍試験を請け負った中でも最悪クラスだ。
チームワークどころかこの3人、始まってから殆ど顔を合わせてさえいない。
カカシ「こりゃ前途多難だな」
ユウリ「そうね」
あと少しで12時になる。
今回は見送りになりそうだ。
ベルが鳴り響き、サクラとサスケが戻ってきたのは10分後だった。
カカシ「おーおー、腹の虫が鳴っとるね君達……ところでこの演習についてだが、ま、お前らはアカデミーに戻る必要すらないな」
ナルト「じゃあさじゃあさ!ってことは3人とも!」
受かったと勘違いし跳ね回るサクラに目を伏せる。
アカデミー生でもチームワークがわかってる奴は分かってるし、大人になっても分からない奴は分かってない。
カカシ「そー、3人ともーーーーー忍者をやめろ!」
なんか毎回カカシにこの台詞の役やってもらってるけど、汚れ役任せてるみたいで申し訳ない。
ナルト「忍者やめろってどういうことだよォ!?そりゃさそりゃさ、たしかに鈴は取れなかったけど、なんでやめろまで言われなくちゃなんねぇんだよ?」
カカシ「どいつもこいつも忍者になる資格もないガキだって言ってんの」
サスケがカカシに向かっていき、まぁ当然というか、踏みつけにされる。
サクラ「サスケ君を踏むなんてダメー!」
ユウリ「あ、そこなんだ」
カカシ「お前ら、忍者舐めてんのか。あ?!
何のためにチームに分けて班で演習やってると思ってる」
カカシのお説教が続き、カカシは立ち上がって慰霊碑に向いた。
カカシ「これに刻まれている無数の名前は、すべて里で英雄と呼ばれている忍者達だ」
ナルト「それそれそれ!俺もそこに名前刻むこと決めた!英雄英雄!犬死なんてするかってばよ!」
頭にさっと血が上った。
かっとなるのは悪い癖だ。
ナルトの前に立ち、ゴン!と拳骨を振り下ろす。
ナルト「いってェ!?何すんだ!」
ユウリ「死にたいの?」
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かな(プロフ) - とても面白いです、応援してます! (2022年4月18日 17時) (レス) @page21 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - サクサク読めて面白いです!あと、クナイはカタカナで表記したほうが読みやすいと思います。 (2020年4月26日 16時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - とても面白いです!次の更新はいつ頃になるのでしょうか、、、。楽しみにしています!! (2020年4月1日 12時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - シーナさん» 頑張ります!ありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
シーナ(プロフ) - この小説を見て、面白くなりそうだなと思いました!更新頑張って下さい!楽しみにしています(^^) (2019年11月6日 6時) (レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乾 巽 | 作成日時:2019年10月13日 12時