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「おごぉぉ…お…」
「まっ、待ってください…！」
そばに停めてあった車から依頼人が出てくる。
「おい…出てくるなって言ったやろ」
「……お、女……？」
「アンタがどうしてもって言うから見学させてやってたのに…なんや、止めるんか？」
「違います…そいつと話をさせてください…」
「……アンタ…よくも私の娘を殺してくれたわね」
「…！…そうか、あの時……の」
「アンタなんて…苦しんで、苦しんでﾀﾋねばいいのよ！」
「ご…ごめんなさい…毎、日…後悔して…ます……だから…助け……て……」
「…………なんで…なんであの子がﾀﾋんでアンタが生きてんのよ…」
「わいわいさん……もういいです…「後悔してる」…その言葉が聞けただけで……」
「こいつをﾀﾋなせたって……あの子は戻ってこないんだから…」
「……二度と、彼女に近づくなや」
そう俺が声をかけると奴は激しく、
だが喉の傷が痛まない程度に縦に首を振った。
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「…少しずつでも、前に進んでみようと思います……あの子が、いつか泣き止むように…」
「……子供っちゅうんは、親が笑っとったら一緒に笑うんと違うかなぁ」
そう声をかけると、彼女は頭を下げて去っていった。
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「俺…あの姉さんに悪いことしたと思ってる……ほんとに後悔してる…」
「だからこれからはボランティアとか…してみようと思うんだ…人助けとして……」
「お前さん、まさか…本気で生きて帰れると思ってないやろな？」
「人間が長時間逆さに吊られるとどうなると思う？」
「重力の影響でまず、全身の血や内臓が一気に頭の方に下がってくるんや」
「30分後、目玉が落ちる。そして次第に内蔵が喉を通って…やがて口や鼻から飛び出してくる」
淡々と告げながら奴をロープで橋と繋げる。
「お、おい……何言ってんだよ…」
「無抵抗の赤ん坊ﾀﾋなせるようなクズを生きて帰すわけないやろ、あほんだら」
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「あの…このゲーム、おいくら？」
「いくら出せるん？」
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作者名：りせっと | 作成日時：2019年10月20日 0時
