第三十二話 太宰治ver. ページ15
太宰side
「はー、ちゃっちゃと終わらせて帰りたい…」
ポートマフィアへ向かう途中、数え切れないほどのため息をついた。
だって折角Aちゃんが探偵社と共に行動するのに何故私だけこうなのだ
ま、私が行かなかったらAちゃんが中也の方に行くからどっちにしろこうなっていた。
「こんなことになったのも中也の所為だ、こうなったら飛び切りの嫌がらせをしてやろう」
とりあえずは任務だ。
乱歩さんからも要件が済めば直ちに戻ってこいと言われた。
それ故に失敗は許されないうえに早く終わらせないと…
「やぁ、太宰君」
森さんはポートマフィアの拠点の最上階にいた。
「どーも、今日は代理で来たのでできるだけ早く終わらせたいです」
本当に早く終わらせたい。
「ま、それは君たちの頑張り次第だね」
そう云って森さんはニコリと笑う。
「中也君、あとは頼んだよ」
「承知しました、首領」
任務の内容はエレベーター内で伝えられた。
織田作と戦ったジードの組織“ミミック”に次ぐ組織が今回の相手。
探偵社も今回その組織を相手としている。
どうやらこの日本を占領しに来ているらしく、その被害がヨコハマにまで伸びてきたので、阻止すべくこうして動いている。
ま、そんな事説明されなくても知ってたよなんて云ったら溝内を殴られそうになった。
他にも途中でちゃちゃを入れて殴られたとこがジンジンする…
「で、私は何したらいいのさ」
「俺が目標の敵を倒したら汚濁を止める、あとは他の異能力者を始末することだ」
他の異能力者を始末…?
「どう云うこと?」
「手前がまだ
“中心に”ということは向こうにも異能力者はいるし、此方にも異能力者ではない者もいる。
乱歩さんはそれも予測済みだったんだね
「わかってると思うけど、始末といっても私は殺さないからね」
織田作と、そう誓ったのだから。
「へいへい」
「ところでさ中也、今日機嫌悪いよね?」
「あ”あ?」
おっと、これはかなりの機嫌の悪さだ。
「そんなにAちゃんが良かった?」
「いや、…変に胸騒ぎがするだけだ」
中也がそんなことを云うなんて珍しい。
この時は、まだ嫌な予感なんて微塵も感じていなかった。
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優(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時