検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:17,345 hit

第三十三話 太宰治ver. ページ16

Aside

「はぁ…大丈夫かな…」

探偵社での作戦が始まって僅か。

とっても不安…

私は何をすればいいのかと云うと、織田さんとなって先頭で目的地まで行くこと。

天衣無縫の異能力者である故に織田さんの変装を依頼されたのだ。

「A、そんなに不安がることはないよ」

与謝野さんは私の頭にポンと手を置いて撫でてくれた。

「…ありがとうございます」

いやね?なんでこんなに不安がってるかって云うと、織田さんって身長高いじゃん!

太宰さんより高いんだよ?

体力消費で足引っ張ったらどうしよう…って云うのが頭から離れないんだよ…

「よし、今なら行けますよ!」

谷崎君が合図を出す。

…まぁでも、やるしかないよね

みんながついているんだし。

決心すると、私は異能力で織田作之助へと姿を変える。

…身長が高くなって皆を見下げるようになると、違和感しか感じなかった。


相手にする組織は数個の拠点(アジト)を作っているらしく、いくつかの組に別れて突入する。

どうやら福澤さんとポートマフィアの森さんは連絡を取り、一時休戦を認めたらしい。

太宰さんの読み通りだったなぁ

そして、私たち探偵社が担当するのは今目前にある廃病院だった。

よりによって、なんで廃病院の担当になってしまったんだっ!

乱歩さんに訴えると、そこらの小さな拠点はポートマフィアの構成員が担当するとのこと。

…はぁ、入るか…後ろには探偵社の皆さんがいるんだ!

警戒しながら廃病院の中へと入る。

角を曲がろうとすると、早速私が打たれる映像が脳内へと流れてきた。

私は振り返り目線でみんなに合図を送ると、角を飛び出し敵の足元に銃弾を放つ。

後に続いて探偵社員は動きが緩んだ敵を殴りにかかる。

…この調子なら大丈夫。

もう迷わないといった意志を持ち、拳銃を持ち直した。


廃病院の外。

今まで暗かったから、とても外の世界が眩しく見える。

結果を云えば、成功だけれど、あまり大きな収穫はなかった。

探偵社員のほとんどは与謝野さんの治療がギリいらない程度に怪我をおっていた。

私を含めた怪我の少ない者は周囲の安否を確認していた。

そう云えば、大きな爆発音が数回聞こえたな…

「太宰が心配だな…安吾も…」

坂口さんを心配に思うのは、まだ坂口さんがポートマフィアの人間だと思っている頃の記憶だから…いや、織田さんなら特務課であろうと心配するかな

そんなことを考えていると、私の首筋に



2つの刃が添えられていた。

第三十四話 太宰治ver.→←第三十二話 太宰治ver.


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

今日の文豪

尾崎紅葉


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。