チェンソーの友人【チェンソーマン】

デビルハンターごっこ ページ11

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ここは何処だろう。何かの倉庫？そこからエンジン音とうめき声が聞こえてくる。

中に入ると沢山のゾンビとチェンソー頭の悪魔が戦っていた。でも、ゾンビの数の方が圧倒的に多くてチェンソーの悪魔が殺されてしまいそうだった。

この悪魔は誰？怖いし。…けど、助けなきゃ。

＿私は咄嗟に彼の名前を呼んだ。

『＿デンジ!!』

あれ？私は何でデンだと思ったんだろう。

その言葉を受け、悪魔は振り返り言った。

「＿A、」
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私はバッと飛び起きた。

『夢…？』

全身に嫌な汗が流れている。
空はまだ夜明け前だ。

何であの悪魔がデンだと思ったんだろう。＿あれ？

隣を見ると寝る前までは隣にいたはずのデンも、ポチタもいない。嫌な予感がした。

＿私はオカルト話なんて信じないけど、
何だか居ても立っても居られなくなってデンの家を飛び出し、暗闇へ走り出した。

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『よっしゃ、着いた！』

方向音痴で随分迷ってしまったけど、逆にショートカット出来て、自分の運の良さに感謝した。

本当に、夢で見たものと同じ倉庫の様な建物が建っていた。

それに…＿エンジン音だ。

私は恐る恐る中を覗くと、血生臭い匂いが立ち込めて、
夢で見た通りチェンソー頭の悪魔とゾンビが戦っていた。

ゾンビは動きが遅くて、女の私でも倒せそうだった。

でも数が多いため、悪魔の方は随分弱ってきていて、ゾンビ側が押してきていた。…デン(？)を助けなきゃ。

丸腰で行ったら逆に殺される。周囲に何か武器になりそうな物は無いか探すと、

『…血ぃ付いてる…ゾンビが落としたのかな…。』

私は足元に落ちていたナイフを拾い、意を決して建物内に侵入した。

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