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10.魔物の偽り ページ34

「この世界には魔界と人間界があって、普段はその魔界に魔物が住んでいる。昔、魔物…………僕達は人間を主食として食べていた。でも、今はなんやかんやあって、掟が作られて、ハロウィンにしか人間を食べられなくなった

この事はもう分かっとるね?」




チャイナ服の彼___センラさんに聞かれて頷いた。これは第2ゲームが始まる前に志麻さんから、説明してもらった事だ。

人間を食べ過ぎないようにするための掟だとかなんとか



「じゃ、ハロウィンの話はしなくても平気やね。この船と僕等の話に移りましょ。

種族についてから話しましょうかね。人間に日本人とかアメリカ人とかの人種があるように、魔物にも種族があるんよ」

「俺、賢者ー!」

「そうそう、そんな感じ。僕はキョンシー。うらさんは堕天使で、志麻くんはさっき言ってたけど、ゾンビ。

で、僕等魔物は人間とおなじで雑食だから、取り敢えず何でも食べれるんやけど、昔の名残で、やっぱり1番好きなのは人間の肉なんよね」

「はぁ…」




賢者って魔物の類なんだ、、、魔物は人間じゃない生き物の集まりって考えた方が符に落ちるかもしれない。




「ちなみに俺、人間は生きてるヤツしか喰わないから。死んだ後の肉とかマジで不味い」

「えー?僕はどっちでもイケますけど、でもまぁ、美味しさでいったら、新鮮味がちゃうから、生きてる方が良いですね」

「俺は、何でも食べるーっ」

「俺も足が良ければなんでもイケるーっ」




そういうのは、喰われる本人がいる目の前でする話じゃないと思うんだけど………あぁ、気持ち悪くなってきた。



「そーいえば、こいつ等どーすんの?」



そう言って、赤毛青年………確か、坂田さんが指したのは人々の入った檻。


そうだ、すっかり4人のペースに飲まれてて空気化していたけど、まだ乗客を開放してもらっていない



「んー、魔法解いちゃっていいよ。もう用は終わったし、この人形達うるさいから」

「おっけー」



坂田さんが何かを呟くと、檻に向かって手を伸ばした。その瞬間、檻が消えて、人々がどさどさとその場に倒れる。


さっきまで立っていた人達がみんなみんな、ピクリとも動かなくなり、残った体だけが足元に広がった


え、何?何で倒れたの?


パンパンと手を叩く坂田さんを私は凝視した。



「な、なに、したの?」

「え、何って…こいつ等を消しただけだけど?」

「けした…?」

「うん」



そう告げた彼の瞳は不思議そうに私を見つめていた

○→←○



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。りうむ 。 - そうなんですね(´∀`*) 覚えていてくださって嬉しいです!(>ω<*) (2020年5月12日 23時) (レス) id: a1d0ac6eed (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 。りうむ 。さん» あぁっ、りうむさん!!前作に引き続き、コメント、そして応援までありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです!ちょっと張り切って作ってみました笑笑 (2020年5月12日 0時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
。りうむ 。 - 1ゲームごとの画像を細かくつくっていてすごいですね!!(語彙力がなくてすみません(>< )) 応援してます!!(´ω`*) (2020年5月12日 0時) (レス) id: a1d0ac6eed (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 紅灯-あかり-@crewさん» コメント、ありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです(≧∇≦)これから志麻さんが大活躍(?)する予定なので、良かったら見に来てやってください笑 何時でもお待ちしてます! (2020年4月28日 21時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
紅灯-あかり-@crew(プロフ) - 初コメ、一コメ失礼します!あ、すきです。志麻くんに首絞められるの見てゾクゾクしちゃった自分がキモくて怖いです(震え声)何時も見てます!更新頑張ってくださいね! (2020年4月28日 0時) (レス) id: 7ac7f90b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年4月13日 14時

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