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◈◈◈◈
海って、こんなに綺麗なんだ
大海原に改めて、驚嘆していた。海になんて滅多にこない私には新鮮な光景だったのだ。
(この海が世界中に続いてるんだよね……)
少し感動して、暫くの間、私はその澄んだ青に見入っていた。
◈◈◈◈
「やっぱり、人間おらんなぁ」
くるくると回る
どこもかしこも
お目当てのモノはちっとも見つからない。
うらさんにその事を言ったら怒られたし、なのに3人共、今回は
センラに至っては、さっき自信たっぷりに明日の方向見てたし。
食事やらダンスやらを楽しむ人形達の騒がしい宴。こんなものはもう良いから、早く自分の食事にありつきたい。
(それともこの会場にはいないんか…?)
だとしたら、メンドイいなぁ
この船から見つけ出すって、それこそ、日が暮れてまうわ
途方に暮れて、視線をテラスに向けると1つの影が目に止まる。海に向かって、四角い物を持って、手を伸ばしていた。あれは…?
糸で引かれるようにツーっとテラスに寄ると、それが自分の探していたモノだと気がついた
「なんだセンラの言う通りやったわ」
◈◈◈◈◈
カシャッ、スマホのシャッターが切れ、画面に青い海が広がる。うん、いい感じ
鞄にスマホをしまうと潮風に吹かれ、くしゅん、とくしゃみが出た。
そういえば、今10月だっけ?
季節感がズレていたけれど、よく考えたら秋だった。そりゃ、寒くてくしゃみもでる
部屋に戻ろうかな、と船の縁から手を離した時のことだった
コツコツコツ…
規則正しい足音が聞こえたのは。
どうしてか、その音にビクンと心臓が跳ねる
足音はどんどん近づいてきて、やがてピタリと私のすぐ後ろで止まった
何だろう、この感じ
この人と"会ってはいけない"気がする。脳が危険信号を発していた。ダメ、振り向いちゃダメと
好奇心、いや運命に抗えないというのはこの事を言うのか。気がつくと私は後ろを向いていた
だめ、絶対だめ。でも体は言うことを聞かず、視線を徐々に上へあげていく。辿り着いた先にあったのは…
真っ赤な
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。りうむ 。 - そうなんですね(´∀`*) 覚えていてくださって嬉しいです!(>ω<*) (2020年5月12日 23時) (レス) id: a1d0ac6eed (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 。りうむ 。さん» あぁっ、りうむさん!!前作に引き続き、コメント、そして応援までありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです!ちょっと張り切って作ってみました笑笑 (2020年5月12日 0時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
。りうむ 。 - 1ゲームごとの画像を細かくつくっていてすごいですね!!(語彙力がなくてすみません(>< )) 応援してます!!(´ω`*) (2020年5月12日 0時) (レス) id: a1d0ac6eed (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 紅灯-あかり-@crewさん» コメント、ありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです(≧∇≦)これから志麻さんが大活躍(?)する予定なので、良かったら見に来てやってください笑 何時でもお待ちしてます! (2020年4月28日 21時) (レス) id: ca6f64574e (このIDを非表示/違反報告)
紅灯-あかり-@crew(プロフ) - 初コメ、一コメ失礼します!あ、すきです。志麻くんに首絞められるの見てゾクゾクしちゃった自分がキモくて怖いです(震え声)何時も見てます!更新頑張ってくださいね! (2020年4月28日 0時) (レス) id: 7ac7f90b4f (このIDを非表示/違反報告)
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