67回表 ページ35
「お前から来るなんて久しぶりじゃね？」
「そう？」
「最近は俺以外にばっか構ってんじゃん」
「私も忙しいからね、今日一年の投手二人集めるよ」
「お、もうメニュー出来たんだ仕事がはえーな」
「誰が考えてると思ってんの？」
「俺の可愛い女王様」
語尾にハートを見せながら肩を組んでくるので脇腹に肘鉄を軽く食らわせてやると一也は大袈裟に「いてー！」と声を上げた
胸当ての上からだろ、こっちの肘のが痛いわ
そんな私たちを見てフェンスの向こう側、先程まで黄色かった声が悲鳴じみたものに変わる
「ふふん」
「あれ、なんか機嫌いい？」
「そう？気のせいじゃない？」
「んなこたねぇって、なんか嬉しそうじゃん、可愛いぜ？」
「私はいつも可愛いでしょうが」
「おうおう可愛い可愛い」
「はひふんほほ」
ムニムニっと利き手で私の頬を顎下から包み込んで指で遊ぶ一也をジトリと見れば急に険しい顔つきになった
え、なんでそんなに眉間に皺を寄せた？
「…お前これ、俺以外にされんなよ？」
「ほんはことふっはっへ」
「絶対、されんなよ」
「はっへにふふへんほ」
「ははっ、何言ってんのか分かんねー」
「ええいもうやめんか！ひとの顔を片手で包むんじゃないよ！！」
バシりと私の頬を堪能していた手を叩き落とす
ちょっと、大切な女子高生のお肌に砂が付いてるでしょーが！ジャリジャリする！
「とにかく、お前のほっぺは俺専用な」
「いや、もう先着に亮さんがいるけど」
「はぁ！？いつだよ！」
「去年だけど、ムニムニされたってより摘まれた」
「…次は避けるか断れよ、されても今みたいに叩き落とせ」
「亮さん相手に！？難易度高いでしょそれ！」
「じゃあ軽々しく触られんなよ！」
何だこの男！じゃあ自分貴子先輩に同じ事されてもその手叩き落とせるんだな！？そういうことだぞ！？
貴子先輩にそんな事されたら全人類鼻の下伸びちゃうだろうがよ！！私でも伸びる！！
そうやって二人でギャーギャー騒いでいると外野の純さんが「イチャイチャしてんじゃねーぞ！ぶちのめすぞ御幸！！」と叫んだのでこの話は一旦終わりを迎えた
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
