猫舌冷え性 ページ29
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お腹いっぱいお料理食べて、
締めの温かい昆布茶がでてきた。
「あっちいっ、」
玲於「猫舌?」
「うん、」
玲於「俺も」
どうせからかってくるんだろうて思ってたら、俺もって。この何気ない言葉で余計好きにさせちゃうの?
ここは奢るって、申し訳なかったけど、奢ってくれたの。
店の外は冷たい夜風が吹いてた。
いつもなら、なんだか切ないなとか思いながらイヤホン付けて歩くんだけど、
今日は、となりに好きな人がいる。
玲於くんがいる。
「タクシー?」
玲於「歩こ、俺んち来てよ」
「え、だめだめだめ」
玲於「なんで?笑」
「男の人の家に1人って」
玲於「あ、Aまだ経験ないのか」
「ないわけじゃない!!」
玲於「別に手出したりしないから...」
「え、じゃあお言葉に甘えて...」
玲於「案外チョロいんだ、それ他の男には言うなよ?」
「わたし玲於くんしか見えないから大丈夫だよ」
玲於「ん、なら良かった」
照れてるのバレバレだからね、耳赤くしてるの。
並んで歩こう、って言ってくれたの。いいの?って聞いたけど、別にいいよって言ってくれた。
安定にマスクとキャップつけてる。
マスク越しにも鼻高いの分かる。
瞼のうまぼくろもちゃんとある。
「玲於くんの横歩いてるのなんか申し訳ないや...」
玲於「今更何言ってんの」
「なに、なんでそんなにかっこいいの?」
玲於「じゃあ逆に、なんでこんなにAって可愛いの?」
「でた、ずるいやつ」
玲於「こうしたらどうなる?」
そう言って、手を絡めてくる。
恋人つなぎっていうやつ...
どきどきしかない、
手、初めて繋いだかも...
「わっ、」
玲於「Aの手冷たい、」
「そんな玲於くんの手も冷たいよ」
玲於「冷え性だから」
「わたしも」
玲於「なんか買ってかない?夜食」
「太っちゃう〜、、けど食べたい!」
玲於「んじゃ、俺プリン」
「わたしもプリンにする!」
近くのコンビニの方へ歩いた。手、離すねってわざわざ言ってくれたの、離しても玲於くんの手の感触残ってるよ。
玲於「プリン一個しかない」
「えじゃあ玲於くんに譲る!」
玲於「ま、分ければよくね?」
「はんぶんこってやつだ!」
プリンくらいわたしが出すよって言ったんだけど、Aはプリン食ってるだけで充分だからって、
言ってくれて結局玲於くんが払ってくれた。
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かれん(プロフ) - あかりさん» ご愛読ありがとうございます!そのお言葉とても嬉しいです( ; ; )お話溜まっているので随時更新していきますねm(__)m (2020年4月11日 14時) (レス) id: c37460d3ba (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - この作品始まってすぐからずっと読ませてもらってます!!毎回キュンキュンして超ニヤけてほんっとうに最高です!!幸せになれます!更新待ってます!!! (2020年4月9日 2時) (レス) id: f81c34e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
yopebona(プロフ) - 初めの方のパスワード教えて頂くことはできますか?2を読んでとても気になるので! (2020年3月27日 9時) (レス) id: 2df607c5ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し17767号(プロフ) - はじめまして!今はまだ叶わぬ恋2じゃない方のパスワードを教えていただきたくコメさせて頂きました、!今はまだ叶わぬ恋の方を開いてパスワード聞ければよかったのですが聞けずこちらに書かせていただきました、。この小説好きなので応援してます! (2020年3月11日 10時) (レス) id: 8a7940d163 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - いちごさん» ご愛読ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )これからも玲於くんをかっこよく可愛く書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします!m(__)m (2020年1月20日 18時) (レス) id: bb95bb9305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれん | 作成日時:2019年10月15日 13時