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燐｢よォ、お嬢さん。偶然だなァ！｣
今日も今日とて厄介な人と遭遇してしまう。
次からこの食堂で食べるのも控えた方がいいかもしれない。
燐｢今日はこれで6勝4敗、まずまずっしょ！｣
『お疲れ様です。』
燐｢目すらも合わせてくれねえのかァ？そいつは悲しいね……｣
『ご要件があるのでしたら手短にお願いします。』
燐｢んーじゃあまずは、名前教えてくんね？｣
『ですからそれは個人情報で……』
燐｢別に、自分のファンの名前を覚えるのは別に悪いことじゃないだろォ？なァ？｣
『なっ……』
燐｢おっ、やっぱりそうか♪｣
『ち、違います！違いますから！』
燐｢カタブツ事務員って名高い立川Aが、まさか事務所内で問題児として名高いCrazy:Bファンだなんて……ずいぶん面白ェ話だよなァ｣
『ファンになった覚えはありません！……っていうか名前……！』
燐｢あ、いけねェ、知ってたことがバレちまった。｣
驚く要素しかない。
なぜ知っているのだ……ファンであることも、名前も。
でもとにかく今のこの状況は明らかにまずい。
周りの視線がとにかく突き刺さってくるのだ。
私の性格上あまり好かれていないのはわかっているからこそ、ここで変に目立つ訳にはいかない。
それに、これ以上ここにいたらボロが出てしまいそうだった。
グイグイと来る彼に聞こえてしまいそうなほど、心臓はバクバクと鳴っている。
大慌てで食事を済ませ、仕事に戻ろうとする。
と、彼は急に私の腕を掴んでこう言った。
燐｢じゃあなお嬢さん、また一緒に食べようなァ｣
驚きのあまり咄嗟に振りほどく。
『お、お、お断りします！！！！』
上擦ってしまった声に、動揺は隠しきれていなかった。
(手、すごいおっきくて……あぁもう、なんなの……ずるいよね、あんな、笑顔……)
少し無邪気なようで、ライブをしている彼とは違う表情。
そんな笑顔を向けられたらどうしていいか分からない。
(勘違いしたら負け……勘違いしたら……！！！)
そう言い聞かせても、沸騰しそうなほど熱い頬の熱は、しばらくの間引くことが無かったのだった。
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玲桜（れお）(プロフ) - 氷雨さん» コメント本当にありがとうございます！続編の方、近日中の公開となります！もうしばらくお待ちくださいませ……本当にお待たせいたしました！！！！ (5月11日 2時) (
レス) id: 2613a2065b (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - あ〜…この小説は神ですか?神ですねはい。すっっごく私好みの!小説!です!作者様ありがとうございます｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡続編を是非ともください!あっ、作者様が無理しない範囲で!待ってます! (2022年12月13日 1時) (レス) @page50 id: 14f43c169e (このIDを非表示/違反報告)
玲桜（れお）(プロフ) - クロウサさん» ありがとうございます！！続編ですね……！！検討します！ (2022年12月5日 22時) (レス) id: 0fa042ec4d (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - 私は、続編があってもいいと思います。 (2022年12月5日 22時) (レス) @page50 id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
玲桜（れお）(プロフ) - のっといこーるさん» 更新お待たせしてしまい本当にすみませんでした(・ω・ ；)楽しんで貰えたなら本当に良かったです！！ありがとうございました！！ (2022年12月4日 1時) (レス) @page49 id: 0fa042ec4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲桜（れお） | 作成日時：2020年4月2日 14時
