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結局、ニキさんの言われるがまま、その連絡先の紙はどうすることもなく、家に置かれたままになっていた。
そしてまた、何か起こるわけでもない平凡な日々に…
と言いたかったが、そんなわけにもいかず。
MDMの直前になると、考え事をしているほどの余裕はなかった。
正直、それで心が楽になった部分もある。
彼らのライブも、できる限り欠かさず見に行けるようにはしていたが、
それも行けない理由ができた。
考えている時間も作らないように、仕事を詰めるようにした。
だから、その間、彼らが何をしたのかも、人伝に聞くばかりで…
何があったのかわからないままその後始末に奔走していたのだった。
そして私は、そのまま、MDM前日を迎えた。
地下のステージでは、偉い人が考えたシナリオの通り、謝罪が行われるのだと。
そして全てが解決し、華やかに、ライブが始まって…
そうやって想定されていたらしい。
もちろん私たちもそう伝えられていたし、そのように準備を進めるよう指示を受けていた。
でも、現実に起きたことは、あまりにも目を疑う光景だった。
事務所のモニターに映し出されたものは、信じられない光景。
ただ呆然と立っている事しかできなくて。
『すみません、席外します』
ぐちゃぐちゃの頭が整理できないまま、彼を追いかけなければならない、なんて。
何かに背中を押されるように、走り回った。
『どこなの…一体どこに…！』
息がきれ、足がもつれそうになっても、走りまわった。
あてがあるわけでもない。
どういう行動をとるかなんて、わからない。
ただがむしゃらに走るしか、なかった。
そうして、ようやく。
『天城さん…』
私は彼を見つけたのだった。
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玲桜（れお）(プロフ) - 氷雨さん» コメント本当にありがとうございます！続編の方、近日中の公開となります！もうしばらくお待ちくださいませ……本当にお待たせいたしました！！！！ (5月11日 2時) (
レス) id: 2613a2065b (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - あ〜…この小説は神ですか?神ですねはい。すっっごく私好みの!小説!です!作者様ありがとうございます｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡続編を是非ともください!あっ、作者様が無理しない範囲で!待ってます! (2022年12月13日 1時) (レス) @page50 id: 14f43c169e (このIDを非表示/違反報告)
玲桜（れお）(プロフ) - クロウサさん» ありがとうございます！！続編ですね……！！検討します！ (2022年12月5日 22時) (レス) id: 0fa042ec4d (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - 私は、続編があってもいいと思います。 (2022年12月5日 22時) (レス) @page50 id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
玲桜（れお）(プロフ) - のっといこーるさん» 更新お待たせしてしまい本当にすみませんでした(・ω・ ；)楽しんで貰えたなら本当に良かったです！！ありがとうございました！！ (2022年12月4日 1時) (レス) @page49 id: 0fa042ec4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲桜（れお） | 作成日時：2020年4月2日 14時
