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# ページ2

『最後は…303号室か。』


ピンポーン


『……あれ?』


「また留守?」


?? 「そこ、誰も住んでないよ」


『へ?』


声が聞こえた先には、不思議な髪型の黒ずくめで長靴をはいた男の人が立っていた。


やけに大荷物………


「そうなんですか。ありがとうございます。」


?? 「いえ、」


「………」


『家、戻ろっか。』


「だな。」


家に入ると賢二郎はいきなり話し出した。


「あの変な髪型の人、怪しくなかった?」


『いきなり何なの〜(笑)』


「オラウータンタイム。ね、A先生の推理聞かせてくださいよ。」


『もう、その呼び方やめてってば…。ん〜、そうね………』


不自然な大荷物………


変な髪型………


黒ずくめ………


『……まあ、やっぱり…………晴れてるのに長靴をはいたところ、かなぁ。』


「あ、それ俺も思った。」


『ほんと?』


私達2人は、ミステリーの本や漫画が大好きだ。


「…あ、俺メシ買ってくるわ。」


『え、いいよ!私が行ってくるよ?』


「いいよ、Aは休んでて。」


『…ほんとに?ごめんね、ありがとう。』


「いいって、じゃあ買ってくるわ。」


そういって賢二郎は出ていった。


ピコン


ん?


賢二郎財布忘れちゃった、上から投げてくんね?


Aおっちょこちょい笑 了解!


私は賢二郎の財布を持って、3階の階段の方に出た。


下を見つめると賢二郎が居た。


「投げてー」


『え、大丈夫?』


「大丈夫大丈夫、絶対とるから」


『もー……えいっ!』


「よっ……と」


賢二郎はキャッチしたけれど、後ろからきた車椅子に乗ったおばあさんにぶつかってしまった。


「あ、すいません!!」


「いえいえ、大丈夫よ。」


……あのおばあさんもここの住民なんだ。


「じゃ、行ってくる」


『行ってらっしゃい!』


……幸せだなぁ。


家に戻ると、チャイムが鳴った。


誰だろう?


そう思ってモニターを確認してみると、真っ暗でなにも映らない。


そーっとドアを開けると、そこには管理人さんがいた。


『あ、どうも……』


「管理人の天童デス、失礼しますね〜」


『え!?ちょ、ちょっと!!』


管理人さんは了承も得ず勝手に中に入り込んだ。

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栗田ちゃん - めちゃめちゃ面白かったです!!更新待ってます! (2022年7月27日 13時) (レス) @page9 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
カルテット - 面白かったです。続き楽しみにしてます! (2021年2月21日 16時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 億伊レンさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります(*´ω`*) (2019年6月3日 16時) (レス) id: 1171357104 (このIDを非表示/違反報告)
億伊レン(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください!!(*´∀`*) (2019年6月3日 16時) (レス) id: 7ab4003894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年6月3日 16時

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