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――L i e°.*о'2 ページ2

to.霧沢A 様

恋をしたい、
彼氏がほしい、

なんてお悩み、ありませんか?

当店では、彼氏の“レンタル”を行っております。

好きな時に、好きな期間、レンタル可能です。
それなりの規制などはありますが…

きっとあなたの理想の彼氏が見つかることでしょう。

ご来店、お待ちしてます。

from.レンタル彼氏

「うーん…」

休み時間。窓側の席で一人、唸りながら紙を見る。

なんだこの手紙。
なんで私に送られてくる。

「うーん…?」

いや、確かに。周りが最近リア充だらけになってきたよ。
恋がしたい、とか、彼氏が欲しい、とかまぁ思うよ?
思うけど…

「嘘は嫌だなぁ…」


「どしたの?」

「へっ?」

いきなり掛けられた声に少しだけ驚きながら横を見た。

「なんか唸ってたみたいだから。」
「い、いやー…何でもないよー?うん。」

そこには天宮君。の他に、風間君と…

「あ、紫音くん。」
「え、なにその今気付いた見たいな反応。」

弥木紫音くん。
紫音君とは中学からの付き合いで、今までずっとクラスが同じ。
なんて、展開があるわけでもなく。
中1の入学式のときにぶつかって、それ以来ちょっと話するくらい。


私はぼーっと考えてるフリをしながら、腕で内容を隠していた手紙をそっと机にしまっ―――

「あ、なに。今なんか隠した!」

「ぅええ?!何も隠してない!」

しまった、ばれた。

「なんか白い物体隠した!」
「紙だよ紙!ただのプリント!です!!」

風間君があまりにも大きい声出すもんだから教室にいる人がなんだろうと窓側を見始める。

「ほら、まふ。うるさい。」
「あでっ!だって〜…」

天宮君が風間君にチョップをすると、風間君は少し、涙目になりながら天宮君を見た。

すると、

「っあ!!ほら、予鈴なった!はい、席に戻りましょ!」

朝と同様ホントにナイスタイミングで校舎に鳴り響いたチャイム。
内容見られたところで男子には理解できないだろう。

「ふぅ〜…」

安心して机に突っ伏した。
天宮君が立ち上がったので何かと思って隣を見てみた。

「……あれ、次なんだっけ。」
「美術。移動だよ。」

「…あ。窓際の席とらなきゃ。」

スケッチブックと筆箱…とにかく、美術に必要なものを素早く取り出すと、走らない程度に早く歩く。



「あれ?俺おいてかれた。」

――L i e°.*о'3→←――L i e°.*о'1



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あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» いえいえいえ!!これからも頑張ってください><* (2014年10月24日 22時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» 天才のての字も文才のぶの字もないのですがありがとうございます!!! (2014年10月18日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 那桜さん» 天才ですね!!こんな文才があるなんて!!もうホント羨ましいです><´* (2014年10月18日 11時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)
那桜(プロフ) - あづにゃんさん» ありがとうございます!! (2014年10月17日 17時) (レス) id: e2d1d8958e (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛い((>ω<´* (2014年10月13日 8時) (レス) id: 97173182ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:那桜 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2014年3月28日 0時

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