第二百四十七話 ページ6
重吾を連れた私たちは、とりあえず外に出た。
「これでオレの思い描く小隊のメンバーはそろった。これからオレの目的を言う。オレの目的は“暁”のうちはイタチを殺す事だ。そこでお前たちの力を借りたい。」
サスケが全員を見て言うと
「やっぱりね……。」
水月は、目的に気がついていたようだ。
「ただ香燐……。お前は、用があると言っていたな……どうする?」
サスケが香燐を気にかけた。
「そ……そうだな。よく考えたら別にあまり急ぐ用でも……。」
「香燐、君は素直になったらどうなんだ。ホントはサスケとずっと一緒にいたいだけなんじゃないのか?Aのことも邪魔なんじゃないか?」
え、私邪魔なの……。
水月……それは、私が傷付くな……。
「そ……そんなわけあるかァ!!!だ……誰がそんな事あるのか言った事それェ……えっと!!」
「ホラ、図星だ。だからろれつが回らなくなる。バレバレ。ホントは、知ってんだよ……昔、君はサスケに……」
水月が何か言いかけて香燐が水月を思いっきり殴った!
それによって水月の顔が水のように散らばった。
「チィ!」
水月の顔を殴れなかったことに舌打ちする香燐……。
この二人、大丈夫なのだろうか?
「水月、香燐をあおるのはよせ……。初めに協力しろと言ったはずだ。」
サスケの言葉に顔を再生させながら水月が答える。
「分かったよ……。悪かったね、香燐。……けどね……。悪いけどボクは、サスケにベッタリくっついていくよ。霧隠れ七刀のうちの一振り。うちはイタチと組んでる干柿鬼鮫の大刀の“鮫肌”をこの手にするまではね。」
「ただの刀集めかよ。くだらねェ……。」
香燐がそんなことを言うため、水月が反応する。
「香燐……あなたもやめて。」
私は、香燐の前で注意すると気に食わなさそうな顔をされた。
「はいはい。」
適当に返事を返された。
「重吾……君は外に出てきたけど、どうする?」
水月は、黙っている重吾に話を振った。
「君麻呂は、サスケを自分の変わりの様な存在だと言い命を懸けて守った……。お前がどれほどの忍か見届けてやる。」
重吾の言葉を聞いて
「決まりだな。」
みんなの意見がまとまったのだった。
「今後、オレたちは五人で動く。そしてこれより我ら小隊は、“蛇”と名乗る。もちろん“蛇”の目的は、ただ一つ……うちはイタチだ。」
私たちの目的がハッキリと示された。
私たちは、その目的のために動き始めたのだった。
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玉ねぎ - 続き気になります(/≧◇≦\)‼頑張ってください‼一気見しちゃいました😁 (2023年1月5日 0時) (レス) @page34 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございますm(_ _)mこの後の展開が今迷ってるところなので少し考える時間をいただきます……。また更新するので暫くお待ちくださいlll_ _ ) (2021年10月10日 10時) (レス) id: b8c5302efb (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 面白すぎて一気読みしちゃいました!!更新待ってます! (2021年10月10日 9時) (レス) @page34 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - 我愛羅の花嫁さん» すみませんm(__)m今、色々とあって書けないですがもう時期かけると思うのでお待ちくださいm(__)m (2020年8月22日 11時) (レス) id: 588e4708f1 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - 更新まだですか〜 (2020年8月22日 7時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミニオン | 作成日時:2020年7月21日 9時