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第二百六十四話 ページ23

シカマルが火影を呼びに行ってどれくらい経っただろうか?

私は、意識を集中し植物を通して外を見た。

周りでは、未だに戦闘態勢を保ったままで私は囲まれていた。

これだけの数をこの傷で相手をするのは、さすがにヤバすぎる……。

今のうちに少しでも傷を癒さなければ……。

医療忍術でせめて血を止めなければ……。

チャクラを使い出血だけでも止めようとする。

だが……

「どけ!」

来た!

この声は……!

「綱手のばあちゃん!」

「五代目、いらっしゃいましたか!」

「Aは、あれか?」

「はい!」

コツコツと五代目の足音が近づいてくる。

私は、医療忍術をやめ閉じていた植物の蕾をゆっくり開き、目の前に立つ五代目火影に向かって腕に纏う植物を向けそれ以上近づくことを許さない。

「ハァハァ……来ましたね。」

「聞いてはいたが凄い傷だな。誰にやられた?」

「ハァハァ、今はどうでもいい!あなたなら知ってるはず……ハァハァ…私を取り戻すための物が木ノ葉にあるはず!そこへ案内してもらいたい!」

私が鋭く五代目を見つめると

「いいだろう。着いてこい。」

と歩き始めた。

私は、体の周りに蔦を用意しどこからでも応戦出来るようにし、歩き始める。

私の後ろからは、同期の連中が着いてきているのがわかる。

ボタボタと血を流しながら着いていく。

「A、血が……。」

後ろからシカマルが声をかけてくる。

「ハァハァ……うるさい!」

私は、植物で地面を叩き黙らせる。

五代目に着いていくこと数分、森に入っていく。

「まだなのか?」

私が五代目に聞くと

「もうすぐだ!」

とこちらを振り返りながら返答する。

もうすぐ……。

もうすぐで……本当の私が分かる……。

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設定タグ:NARUTO , サスケ , シカマル   
作品ジャンル:アニメ
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玉ねぎ - 続き気になります(/≧◇≦\)‼頑張ってください‼一気見しちゃいました😁 (2023年1月5日 0時) (レス) @page34 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございますm(_ _)mこの後の展開が今迷ってるところなので少し考える時間をいただきます……。また更新するので暫くお待ちくださいlll_ _ ) (2021年10月10日 10時) (レス) id: b8c5302efb (このIDを非表示/違反報告)
- 面白すぎて一気読みしちゃいました!!更新待ってます! (2021年10月10日 9時) (レス) @page34 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - 我愛羅の花嫁さん» すみませんm(__)m今、色々とあって書けないですがもう時期かけると思うのでお待ちくださいm(__)m (2020年8月22日 11時) (レス) id: 588e4708f1 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - 更新まだですか〜 (2020年8月22日 7時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミニオン | 作成日時:2020年7月21日 9時

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